〜門司港レトロ展望室〜
門司港レトロ展望室(門司港レトロハイマート)は、福岡県北九州市門司区の門司港レトロ地区に所在するタワーマンションで、最上部は展望台になっています。また、屋上には、ヘリパッドがあります。
高さ103mから関門海峡・関門橋、門司港レトロ地区や下関市唐戸の街並みが270度見渡せます。また、情報潜望鏡「アイステア」や17倍率まで拡大できるデジタル望遠鏡などが設置されています。22時まで利用可能です。
「門司港レトロハイマート」は、現在、門司港レトロ地区のランドマークともなっていますが、景観をめぐって裁判が争われた末に建設されたものです。
当初、ここには15階建てのマンションが計画され、1994年に建築確認が申請されました。申請を受けた市は、マンションの規模や形態が景観保全をめざす地区にそぐわないとして、都市景観条例に基づいて計画を見直すよう行政指導を行い、外観がレトロ調に改められました。
しかし、マンションの基本的な形は修正されなかったため、市は建築確認を行わず、これを不服とした建築主が提訴したため、争いが法廷の場へと移されました。
この紛争は、「マンションの幅を狭くして高さを倍にする」という形で決着をみました。市が主に問題としたのは、約50mという高さにより、景観上重要な和布刈(古城)山が船だまりから見えなくなる事だったためです。そこで、横幅を狭くすることで山が見えるようにし、そのかわりに高さを高くしてマンションの容積を確保した、という訳です。さらに、最上階の31階(高さ103m)を市が買い取り、「門司港レトロ展望室」として観光用に開放することとなりました。
それでは、門司港レトロ展望室を見て参りましょう。
入口です。
レトロハイマート全景。こんな形になっています。
展望室に上るエレベーターからも、景色を見る事が出来ます。
展望室入口。ピアノが置いてあります。
それでは、反時計回りに景色を見ていきましょう。
関門橋や火の山、ノーフォーク広場などが見えます。
さらに回って……
下関市。この日は霞んでいました。
PM2.5のせい?(汗)
アップで。「海峡ゆめタワー海峡メッセ下関」です。
門司港ホテルや旧門司税関、旧三井倶楽部が見えます。
海峡プラザです。
奥の方には海峡ドラマシップも見えます。
門司港駅方面。改修工事中です。
栄町銀天街方面。
さらに回って……
回って……
関門トンネル車道入口が見えます。
「放浪記」を記した林芙美子生誕105周年記念のモニュメントです。
今更ですが、展望台はこんな感じになっています。カフェテリアもありました。
巌流島の解説です。
奥に見える島が巌流島です。
以上、門司港レトロ展望室の紹介でした。
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