〜宮崎神宮〜

 宮崎神宮は、宮崎県宮崎市神宮にある神社です。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社となっています。歴史は古く、「神武天皇宮(社)」、「神武天皇御廟」などと称されましたが、明治6年(1873年)に「宮崎神社」と改称し、更に同11年「宮崎宮」と改称、大正2年(1913年)に神宮号が許可されて現社名となりました。地元では「神武さま」と呼ばれ親しまれています。
 神日本磐余彦尊(神武天皇)=ヤマト・イワレヒコ=を主祭神とし、父神ウガヤフキアエズと母神タマヨリビメの2柱を配祀しています。
 なお、本殿以下の主要社殿には千木・鰹木が設けられ、その直線的で簡素な佇まいには、伊勢神宮の神明造の影響が顕著です。設計は、東洋の古建築を研究し、その学問的体系を確立した東京帝国大学名誉教授伊東忠太氏です。
 平成22年(2010年)に「国土の歴史的景観に寄与している」として本殿を始め11棟の建造物が国の登録有形文化財として登録されました。
神社建築としての登録は宮崎県内では日向市の大御神社に次いで2例目なのだそうです。

 では、宮崎神宮を見て参りましょう。

日豊本線の宮崎神宮駅から来た場合は、こちらから参拝します。管理人も、外寮がこちら側にあった都合上、いつもここから宮崎神宮や、博物館に行っていました。

正面入口(?)です。バスから来た場合は、ここにバス停があります。

参道を通って……

参道の途中には、『古代船 おきよ丸』の復元(?)模型があります。

寄り道をしましたが、進みましょう。近くにはコイのいる池があって、橋も架かっています。

さらに進んで、鳥居をくぐると……

右手に『祓所』があります。

左側には手水舎があります。皆さま、正しいお清めの作法はご存知でしょうか?
柄杓を直接口に着けるなんてのはもってのほかですよ! それから、使った後はきちんと取手まで洗うようにしましょう!

さて、、お清めが終わったら進みましょう。

門をくぐって……

拝所が見えてきました。本殿は方3間の切妻造妻入。前面に桁行4間の両下造の渡殿が接し、正面7間側面4間の幣殿に続きます。
幣殿の前面には桁行3間の向拝が付き、左右には渡廊を経て御料屋(向かって左)、神饌所(同右)が結合されています。
御料屋と神饌所はそれぞれ妻を正面に向けた正面3間側面4間の切妻造で、また幣殿の前方には方3間切妻造平入の拝所が立っています。
以上いずれも明治40年の造替にかかり、狭野杉を用材とする銅板葺ですが、杉を社殿建築の用材とする珍しい例となっています。

最初の写真から入った参道の場合は、途中で右に分岐路があり、その先には『民家園』があります。

民家園を抜けると……

宮崎県総合博物館があります。


以上、宮崎神宮の紹介でした。


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