〜旧門司税関〜

 旧門司税関は、福岡県北九州市門司区の門司港地区にある歴史的建造物を復元した建築物です。1912年(明治45年)3月、前々年に焼失した門司税関の2代目の庁舎として建設、1927年(昭和2年)西海岸に3代目の庁舎となる旧合同庁舎が完成するまで使用されました。

 その後民間に払い下げられ、1945年(昭和20年)6月の門司空襲によって屋根がなくなり、修復される直前は窓はモルタルで塞がれ、倉庫(松庫ビル)として使用されていました。

 歴史的意義を踏まえ、門司港レトロ事業の一環として修復されることになりましたが、傷みがひどく、過去の写真などを元に1991年(平成3年)から4年の歳月をかけて外観が復元されたました。内部は鉄骨により独立の架構が設置されています。

 そして、1995年(平成7年)3月25日に他の施設と共にグランドオープンしました。

 それでは、旧門司税関を見て参りましょう。

旧門司税関の外観です。


入り口には、解説が書かれています。


一階の休憩コーナーです。


麻薬探知犬をモデルとした税関イメージキャラクター、『カスタム君』です。名前は、英語で税関を“CUSTOMS(カスタムス)”ということから名付けられたのだそうです。


当時の表札です。


偽ブランド品(コピー品)の展示。どこかで見たような物ばかりです。


社会悪物品(麻薬等)の隠匿事例です。


摘発例も展示されています。


ワシントン条約(絶滅危惧)物品の展示です。


ワシントン条約についての解説も載せてあります。


保護動物を加工して作られた物品です。


はく製などもあるようです。


太平洋戦争後の引き揚げの際に、税関に預けられたままになっている証券などの、持ち主への返還の呼びかけです。


二階はギャラリーになっているのですが、撮影禁止なので、三階の展望室に行きます。


階段を上って……


展望室に上がります。なお、展望室は2〜3人はいれば一杯という狭さです(苦笑)。


門司港レトロ展望室が見えます。


この部屋から見られる景色は、これが限界です(爆)。



以上、旧門司税関でした。



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