〜第5話 スピーチの練習〜
ブレークダウン「なあ、アシッドストーム、ちょっといいか?」
アシスト「何だい?」
ブレークダウン「実はオレ達、結婚式の友人代表のスピーチ頼まれてよ」
アシスト「ふーん……」
アシスト「……って、君達、結婚式に呼んでくれるような友達いたのか――っ!?」
ドラスト「……色んな意味で失礼な奴だな、お前」
アシスト「こほん。そ、それで?」
ブレークダウン「それでだ。お前確か、スピーチとか演説が得意だったよな?(注:テックスペックより)」
ドラスト「だから、ちょっと練習に付き合って欲しいんだよ」
アシスト「ああ、なるほど。ま、そういう事なら……」
スパナ「じゃあ、練習だー!」
ブレークダウン「新郎新婦のお二人、初めまして!」
ドラスト「初対面かよ!」
ブレークダウン「二人の馴れ初めは、5年前にネビュロン星で新婦が新郎をハイブのマシンと勘違いしてとっ捕まえたのがきっかけで……」
ドラスト「捕獲されたんかい!」
ブレークダウン「人という字は、二人が支え合って、こんな風になってます!」
ドラスト「突き抜けて×(バツ)になってるじゃねぇか!」
ブレークダウン「結婚生活には、大事な袋が三つあります! 給料袋、堪忍袋、ロブクロウ!」
ドラスト「ロブクロウは袋じゃねえだろ!」
ブレークダウン「こんな僕達ですが、お二人のことは忘れません!」
ドラスト「別れの挨拶になってるじゃねえか!」
アシスト「……ねえ、君達、漫才の練習してるのかい?」
ブレークダウン「そういうつもりじゃ……」
スパナ「何かアドバイスしてあげたら?」
アシスト「う〜ん……」
アシスト「スピーチはやめておいた方がいいと思うぞ?」
ブレークダウン「…………イエッサー!」
ドラスト「やめちゃうのかよ!」
〜その頃〜
ウエスト「えー、ほ、本日はお日柄も良く……」
ハッピー「ウエスト何やってるの?」
アカサカ「結婚式で、友人代表のスピーチ頼まれたんだってさ」
ハッピー「結婚かぁ、いいなぁ。憧れるよねぇ……」
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