〜第57話 続・もしも、こんなペットショップがあったら……〜

スタスク「よお、ノジが欲しいんだが」

クッパ「分かりました」

クッパ「イグですね」

スタスク「ノジだよ」

クッパ「…………」

スタスク「…………?」

バッ!

クッパ「こちらは?」

スタスク「イグだろ?」

クッパ「似たようなもんですよ」

スタスク「ノジだっつったろ」

クッパ「ちょっと頭を切り落として……」

クッパ「尻尾に牙を付けたらノジですよ」

スタスク「完璧じゃない」

クッパ「なぜ?」

スタスク「鳴き声が違う」

クッパ「でも吠えます」

スタスク「駄目だ。……じゃあ、グルは?」

クッパ「残念ですが切らしてます」

クッパ「いい考えが。イグの前脚を切り、羽をつける」

クッパ「あとはお好みの嘴を」

クッパ「立派なグルです」

スタスク「時間は?」

クッパ「そうですね、脚と羽根で……」

クッパ「イギー!」

イギー「はい?」

クッパ「イグをグルにするのにどの位かかる?」

イギー「今はチワワに菓子を詰めてて、次はカエルの解剖です」

クッパ「金曜では?」

スタスク「明日いるんだ」

クッパ「手間がかかるんですよ。う〜ん……」

クッパ「こうしましょう」

クッパ「ジグにするならすぐ出来ます」

クッパ「脚を取ってヒレをつけ、エラを仕込んで青く塗る」

スタスク「水槽がいるだろ」

クッパ「いい話のタネになりますよ」

スタスククッパ「…………」

スタスク「分かった。いいだろう」

スタスク「その代わり……」

スタスク「見学させろ」



〜つづく〜

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