〜番外編第8話 大分編in大分市〜
アカサカ「よし、みんな。今日は大分での最後の休みだから、大分の市街地を巡るぞ」
一同「おーっ!」
アカサカ「あ、その前に。ニンニンジャーとドライブとプリキュア見てからね」
一同「…………」
〜場面転換〜
アカサカ「と言う訳で、大分駅に到着だ。今日は883系のソニックが停まってるな」
アカサカ「前回は885系、今回は883系が見られて、運が良かったな」
ディケイド「ウエスト、お前達の仲間のソニックは、こっちなんだったよな?」
ウエスト「うん、そうだよ。その頃とは、車両の色が変わってるけどね」
アカサカ「大分駅の北口には、大友宗麟の銅像が立ってるんだ」
アカサカ「そう言えば杏子ちゃんの中の人って、大友ソウリンと同じ人だったよな。で、原作のソウリンの中の人はキュゥべえと同じ人で……」
杏子「……店長、そのネタ相当マニアックだと思うぞ」
〜場面転換〜
アカサカ「駅やアミュプラザおおいたを含むJRおおいたシティの屋上には、屋上庭園があるんだ。今年の4月16日にオープンしたばっかりだけどね」
アカサカ「ここには『鉄道神社』もあるんだぞ」
ウエスト「へ〜、鉄道の神社かぁ……」
杏子「面白いな」
アカサカ「鉄道神社は、国指定重要文化財である豊後一ノ宮・柞原八幡宮の御分霊なんだ」
アカサカ「今日は表参道なんかで『春だよ!九重マルシェ in JRおおいたシティ』が開催されてたみたいだな」
ハッピー「物産展みたいなの?」
アカサカ「ま〜、そんなところかな」
杏子「な〜な〜店長、何か珍しい食いもんあったら買ってくれよ〜」
アカサカ「ん、まぁちょっと見てみようか」
アカサカ「屋上庭園じゃ、子供向けに機関車『くろちゃんぶんぶん号』の運行もやってるんだ」
ウエスト「いいなぁ〜。店長、ボクも乗ってみたい」
アカサカ「新幹線が機関車に乗るって……」
アカサカ「『九重マルシェ』では自然の生き物の展示や、田植え体験もやってるな。田植え用の桶ではオタマジャクシやイモリとの触れ合いも出来たぞ」
ハッピー「……店長、よく素手でさわれるねぇ……」
アカサカ「だってコイツ、毒ねえよ。それに、子供の頃はお袋の田舎でよく小動物や虫を捕まえたりしてたしな」
ディケイド「以外だ。インドア派だと思ってたけどな」
アカサカ「屋上庭園には、紅白の展望台もあるぞ。ちょっと登ってみるか」
サンクラ「ん、ありゃ何だ?」
アカサカ「ああ、あれは『夢かなうぶんぶん堂』っていって、七福神が祀られてるんだ」
アカサカ「んじゃ、こっちにも登ってみるぞ」
一同「オーッ」
アカサカ「上りと下りは別々の螺旋階段になってて、七福神の像が安置されてるんだ。一番上の階からは大分の市街地が一望できるぞ」
ウエスト「いい眺めだね〜」
アカサカ「けど、駅前は3年前とはすっかり様子が変っちまったな」
ウエスト「寂しいの、店長?」
アカサカ「ん〜、そういう訳じゃないけど、時が経つのは早いなぁってな
アカサカ「という訳で、はい、杏子ちゃん。『メロンラスク』ってのを買ってみたぞ」
杏子「おお〜っ、サンキュー!」
ハッピー「ねぇ店長、私達の分は?」
アカサカ「あわてるなって。全員分あるからさ」
サンクラ「……オレはインセクトロンじゃねぇから、人間の食い物は食えないけどな」
〜場面転換〜
アカサカ「さて、駅前の通りを少し歩くぞ。これは大分に本社がある百貨店、トキハ(読みは『ときわ』)の本店だ」
アカサカ「道路の向かい側のセントポルタ中央町を通り抜けると……」
アカサカ「若草公園があるぞ」
インペラー「わざわざ公園に来たッスか?」
アカサカ「まぁ、ついて来いよ」
アカサカ「そんなにデカい公園じゃないんだけど……ほら、見えてきた」
ウエスト「あ、あれは……」
アカサカ「C55が展示されてるんだ」
ウエスト「へぇ〜」
ウエスト「長い間展示されてたからか、結構錆びてるね」
サンクラ「アストロトレインの奴はD-51に変形してたけど、機関車にもいろんな種類があるんだな」
ウエスト「そうそう。鉄道車両って、本当に種類が多いんだよ」
アカサカ「運転席を見る事も出来るんだが……って、何だこりゃ!?」
インペラー「落書きされてるッス……」
ウエスト「酷い……」
アカサカ「こっちは3年前に撮った写真だ。どうやら、ここ数年であんなになっちまったみたいだな」
インペラー「酷い事する奴もいるッスね」
ウエスト「本当! 絶対に許せないよ!」
〜場面転換〜
アカサカ「気を取り直して……トキハ本店からちょっと歩くと、大分銀行赤レンガ館があるぞ。
これは大正2年(1913年)に旧第二十三国立銀行本店として建てられ、大分銀行本店となった後、現在は大分銀行ローンプラザ支店として使用されているんだ。
設計は、東京駅などの設計で知られる辰野片岡建築事務所で、国の登録有形文化財に登録されてるぞ」
アカサカ「でもって、大分市役所の隣には……」
アカサカ「府内城跡がある。ここは別名は大分城で、
安土桃山時代後期、府内に12万石で入封した福原直高が府内の荷落に築城を始めたんだが、
福原氏は改易され、早川長政の府内領再封を経て、関ヶ原の戦いの後に3万5千石で入封した竹中重利が完成させたんだ」
アカサカ「大手門をくぐるぞ。江戸時代には府内藩2万1000石の藩庁が置かれていたが、
明治初期に本丸・東丸・西丸の建造物以外は破却され、堀の一部が埋め立てられた。
さらに第二次世界大戦時の大分空襲により櫓が数棟焼失しちまったんだ……おや?」
杏子「どうしたんだ、店長?」
アカサカ「3年前は、大分文化会館の建物があったんだけどなぁ……」
杏子「更地になってるな」
(※調べたところ、2013年に閉館したんだそうです)
アカサカ「府内城の縄張りだ。当時の城の様子が描かれてるぞ」
ハッピー「ここにも大友宗麟の像があるんだね」
アカサカ「ここは鎌倉時代から戦国時代にかけては豊後国の守護職・守護大名であった大友氏の拠点だったからだろうね」
アカサカ「宗麟の像の近くからは石垣に登れるぞ」
インペラー「下には日本庭園が広がってるッスね」
ウエスト「あっちはお堀かな? 神社や渡り廊下みたいなのもあるね」
アカサカ「いったん下に降りて、さっきの庭園に行ってみようか」
アカサカ「ここには櫓が一個残ってるな」
アカサカ「さっきの石垣はこれだな」
インペラー「意外と高い石垣だったんスねぇ」
ハッピー「涼しい〜♪ こんな所でお弁当食べたら美味しいだろうなぁ……
アカサカ「で、さっきの渡り廊下だけど、これは『廊下橋』っていって、西丸と、茶の湯や能、月見なんかといった諸芸能が営まれた山里曲輪を結ぶ橋なんだ。平成8年(1996年)に復元されたんだよ」
アカサカ「廊下橋を渡ると……」
アカサカ「松栄神社があるんだ。ここは慶長末期、上州(現在の群馬県)水沼村に松平家の祭神近正八幡宮として創祀されたのが始まりだ」
アカサカ「鳥居はこんな感じだぞ」
アカサカ「さて、次はバスに乗ってわさだタウンの方に行くぞ」
〜場面転換〜
アカサカ「トキハわさだタウンは地場百貨店トキハ系列のショッピングモールで、略称は『わっタン』だ。平成12年(2000年)12月にオープンしたんだよ」
アカサカ「ここはショッピングタウン(2街区)、フェスティバルタウン(3街区)、大型専門店ゾーン(1・4街区)、
サービスゾーンから成ってて、ショッピングタウンとフェスティバルタウンとは、だ円形の広場を挟んで向かい合ってるんだ」
アカサカ「こんな感じで、建物の中は街中をイメージしたデザインになってるのが特徴なんだ」
ハッピー「なかなか面白いねぇ」
インペラー「そうッスねえ」
ウエスト「広場に屋台が出てるね」
アカサカ「ここはフェスタ広場だ。時々催し物なんかもあってるみたいだな」
アカサカ「3街区のフェスティバルタウンの1階には、フードコートがあるぞ。
2回には飲食店の他、ナムコランド、3階にはTOHOシネマズ大分わさだが入居してるんだ。管理人は3年前、ここでゴーバスターズの劇場版を見たぞ。
よし、じゃあここの百菜ブッフェで夕食にするか!」
一同「賛成〜!」
〜場面転換〜
杏子「ひゃ〜、食った食った〜……」
ハッピー「お腹いっぱ〜い♪」
ウエスト「本当♪」
アカサカ「んじゃ、バスに乗って駅まで戻るぞ」
ハッピー「楽しかった〜♪ また来たいね、杏子ちゃん」
杏子「ああ、そうだな」
〜場面転換〜
アカサカ「という訳で、マンガ倉庫にも行ったから、今日の戦利品をお披露目だ」
ディケイド「ACの斬月に……」
ウエスト「アンキドン。それから……」
杏子「『まど☆マギ』の3巻のDVDじゃねえか!」
ハッピー「わっ! 杏子ちゃん、いきなりどうしたの? 変身までしちゃって……」
杏子「だってこれ、あたしとさやかの衝撃の出会いが収録されてるんだぜ! これが興奮せずにいられますかってんだ!」
アカサカ「確かに衝撃的っちゃ衝撃的だけどよ。……ちなみに管理人の本命は付属のドラマCDだったみたいだが……」
こんな感じで、管理人の大分での最後の休日は終わりを迎えたのでした。
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