〜番外編第6話 大分編in別府〜
アカサカ「てな訳でな、今日は休みだから、みんなで別府に行くぞ」
杏子「別府?」
ウエスト「大分の温泉街だね」
ハッピー「やったー! 温泉、楽しみだなぁ……」
アカサカ「あー、期待させておいて申し訳ないが、時間と予算の都合で、それは無しだ……」
ハッピー「な〜んだ、ガッカリ……」
〜場面転換〜
アカサカ「という訳で、鶴崎から列車に乗って別府まで行くぞ」
ウエスト「雨降ってるね……」
アカサカ「台風が近いらしいからね。午後にはやむみたいだけど……」
アカサカ「来た来た。一旦これで大分駅まで行って、そこで乗り換えるぞ」
杏子「直通する奴に乗りゃいいのに」
アカサカ「丁度良い時間の列車が無かったんだよ……」
〜場面転換〜
ウエスト「はい! という訳で、乗り換えまで30分あるので、ちょっと大分駅のホームで写真を撮ってみましょう!」
アカサカ「ノリノリだな、ウエスト」
ウエスト「そりゃあボク、ヒカリアンだもん! 鉄道の事になったら燃えちゃうよ」
サンクラ「ちょうど博多行きのソニックが来たぜ」
ウエスト「ボク達の仲間のソニックは883系だけど、こっちは“かもめ”にも使われてる885系だね」
アカサカ「管理人は中津から福岡に帰る時、どっちも乗ってるな」
アカサカ「もうすぐ、またこれに乗って福岡に帰るって生活に戻る訳だ」
ウエスト「787系と885系が並んでるね。787系のヒカリアンはつばめがいたけど、商品化はされてないんだよね……」
サンクラ「ソニックのフレームにプラレールの787系のガワを組み合わせたらどうだ?」
ウエスト「サイズが小さすぎるよ……」
〜場面転換〜
ウエスト「という訳で、今度こそ別府に到着しました! 温泉マークが駅名標についてる辺りはさすがに温泉街だね」
アカサカ「別府駅のホームだ。意外と広いよな」
アカサカ「それじゃあ、階段を下りてと……」
アカサカ「別府駅の構内だ。ちょっとした物産展みたいなのも催されてるな」
アカサカ「雨、やんでるな」
ハッピー「あ、店長。あれ何?」
アカサカ「ああ、あれは足湯ならぬ“手湯”だよ」
ハッピー「へー、試してみようっと」
杏子「ちょっとぬるいな……」
ハッピー「え〜、ちょうど良くない?」
杏子「何言ってんだよ。風呂はやっぱり熱くないとな!」
ハッピー「……杏子ちゃん、お爺ちゃんっぽいよ……」
杏子「…………」
アカサカ「ちなみに効用は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、くじき、疲労回復、健康精進、切り傷、火傷などなどだそうだ」
インペラー「先輩、これは誰ッスか?」
ディケイド「オレに訊くな。……油屋熊八とかいうらしいが」
アカサカ「別府の観光発展に尽力した実業家らしいね。裏には彼の簡単な歴史が書いてあるぞ」
アカサカ「飛行機でビラを配ったり、ここに書かれてる『山は富士、海は瀬戸内、湯は別府』ってキャッチフレーズを刻んだ標柱を1925年に富士山山頂付近に建てたのをはじめ、全国各地に建てて回ったんだってさ」
インペラー「凄いッスね……」
アカサカ「駅前の大通りはこんな感じだ。ちょっと昔の商店街、ってな雰囲気だな」
ウエスト「映画館もあるね」
インペラー「時代を感じさせる外観ッスねぇ」
インペラー「先輩、別府タワーッス! 写真撮るッス!」
ディケイド「はしゃぐなって……」
インペラー「店長、タワーには登らないッスか?」
アカサカ「悪りぃ、今日は予算の都合で、それは無しだ」
インペラー「残念ッス……」
アカサカ「『観光雑誌コーナー』の記事でガマンしてくれよ?」
アカサカ「別府タワーからゆめタウンに行くまでの道には、旧別府港(楠港、くすのきこう)の跡地の石碑が建ててあるぞ」
アカサカ「それから、ゆめタウンの前から駅に向かう道路には伊能忠敬が測量した跡の石碑もあるんだ」
ウエスト「それにしても、全然目立ってないね……」
杏子「電柱の横にちょっと置いてあるだけだもんな」
サンクラ「これ、普通に歩いてると見落とすぞ」
アカサカ「最後は、別府駅西口の写真で締め! お疲れ様でした〜」
一同「お疲れ様でした!」
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