〜番外編第2話 バスツアー in 山口〜

アカサカ「……と、いう訳で……」


アカサカ「今日はバスツアーで社員旅行だ〜っ!」

一同「いぇ〜いっ♪」


……と、いう訳で、日帰りバスツアーで山口に行ってまいりました。


アカサカ「これが今日お世話になるバスだ。宜しくお願いしま〜す」

一同「しま〜す!」


アカサカ「まずはイチゴ園で、30分間のイチゴ食べ放題行くぞ〜!」

一同「おーっ!」


アカサカ「ビニールハウスを通って……」


アカサカ「いよいよいイチゴ狩りだ〜! ちなみに今日は『かおりの』『やよいひめ』『おいCベリー』の三種類だ」


ハッピー「とったど〜! なんちゃって♪」

ウエスト「うわ〜、真っ赤で甘そうだねぇ」

アカサカ「個人的には、『おいCベリー』が一番甘かったかな」


アカサカ「お土産屋もあったんだが、ここは時間切れでまともに見られなかった……」

ハッピー「イチゴ狩りに熱中しすぎちゃったね」


アカサカ「次は角島大橋を渡って……」


アカサカ「角島(つのしま)だ。山口県下関市豊北町大字角島の日本海上にある島で、山口県の北西端だ。長門海岸国定公園に含まれてるぞ」


アカサカ「角島灯台公園だ。灯台は、英国人リチャード・ヘンリー・ブラントン氏による日本海側では初の洋式灯台だ。
レンズは日本でも五か所しかない特大のフレネルレンズで、第一等灯台に指定されてるぞ」


アカサカ「近くで見るとこんな感じだ。入場料(200円)を払えば中を登ることもできるぞ」

ハッピー「で、店長は登ったの?」

アカサカ「いや、ちょっと、時間と予算の都合で……」

ハッピー「何それ」


アカサカ「灯台の方から、公園を見た景色だ。海が綺麗だよな」


ウエスト「風が気持ちいいね〜」

サンクラ「そうだな」

アカサカ「天気も抜群にいいし……もうちょっとゆっくりしていきたかったな」

サンクラ「オレは潮風で錆びるとイヤだから、いいかな……」

ウエスト「ボクも……」


近くの駐車場では、イカが回転しながら干されていました(笑)。


アカサカ「それじゃあ次は、お昼の時間だ」

一同「待ってました!」


アカサカ「海鮮丼と……」


アカサカ「アワビのしゃぶしゃぶだ」


アカサカ「デザートは売店の夏蜜柑ソフトで決まりだな」


アカサカ「次は青海島(おうみじま)だ」


アカサカ「青海島は、山口県長門市の北、日本海に浮かぶ島だ。
北長門海岸国定公園を代表する景観の一つで、その奇岩の並び立つ様子は『海上アルプス』とも称されてるぞ」


ハッピー「うわ〜、高っか〜い……。いい景色だねぇ」

ディケイド「気をつけろよ。落ちたら一巻の終わりだぞ」

ハッピー「う……気を付けます(汗)」

アカサカ「ちなみにここはNHKの連続テレビ小説、『和っこの金メダル』でロケにも使われたらしくて、下の海岸は『和っこの浦』って呼ばれてるんだってさ」

ハッピー「へ〜……」


アカサカ「次は柚子屋本店でお土産を見て、と……」


ウエスト「あっ、見て見て! 池に魚が泳いでるよ!」

ハッピー「ホントだ」

ウエスト「小さいのもコイかな、金魚かな?」

サンクラ「このサイズで金魚は無いだろ……」


ディケイド「お土産も買ったことだし……」

アカサカ「ディケイドはやっぱり、ナツミカン関係?」

ディケイド「あのな……」


アカサカ「少し下に降りると、明神池と厳島神社だ」


アカサカ「明神池は、笠山と本土の間の溶解岩と砂州から成り立つ海跡湖で、溶解岩の間から外海に通じてて、外海の潮の満ち引きに応じて水位が変化する汽水湖だ。
池だけどボラなどの回遊魚が生息することから、1924年(大正13年)12月9日に国の天然記念物に指定されてる」


ハッピー「トビが近寄ってくるって……(汗)」

サンクラ「昔、某アクションゲームでそういうイベントがあったよな」


アカサカ「厳島神社だ。お参りしていくか」

ディケイド「そうだな」


ウエスト「みんな〜! 他の人たち、こっちに行ってるよ! ボク達も行ってみようよ!」

ハッピー「あっ、待ってよ!」

サンクラ「子供は元気だな」

アカサカ「若いっていいねぇ……」


ウエスト「『名勝 風穴(かぜあな)』だって」


ハッピー「うわ〜、涼しい〜♪」

サンクラ「おい、これ見てみろよ」


サンクラ「この写真じゃ分かりづらいけど、10℃だとさ」

ディケイド「今日って確か、気温が30℃近くあったよな」

アカサカ「ここは真夏でも15℃くらいの冷たい風が吹き出してるんだってさ。笠山の内部には空洞があって、そこには冬に吹き込んだ冷気が貯えられる。
そんで、外気温が高い夏に、貯えられた冷気が外に向かって吹き出すんだと」

ハッピー「へ〜……」


アカサカ「風穴を出たら、明神池を一周して……」


アカサカ「元の岸まで戻ってきたな」


ウエスト「ゼ〜、ゼ〜……」

アカサカ「どうしたんだよ、ウエスト?」

ウエスト「ふ、フナムシが……こんなおっきなフナムシが……(涙)」

ディケイド「あ〜あ……」

アカサカ「それはお気の毒……」

ディケイド「考えてみたら、海水魚がいるならそういうのも当然いるよな」


アカサカ「さて、最後は村田蒲鉾店で蒲鉾を買うぞ。
ここの蒲鉾は普通の蒲鉾みたいに蒸すんじゃなくて、板の下から焼いて熱を通すのが特徴なんだそうだ」


ディケイド「なかなかだったな。特にこのふぐ天」

サンクラ「そうだな。…………」

ディケイド「どうした?」

サンクラ「いや、そういやお前って……」

ディケイド「何だよ?」

サンクラ「蒲鉾みたいな色だよなーって……」

アカサカ「……そう言えばそうだな」

ディケイド「お前ら……ブッ飛ばすぞ?」


アカサカ「という訳で、今日のバスツアーはこれでおしまいだ! みんな、お疲れ様でした〜」

一同「お疲れ様でした〜!」


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