〜魔女図鑑・石丸書店版〜

ランタンの魔女

ランタンの魔女。その性質は悪戯。
夜な夜な徘徊してはお菓子を求め、お菓子を持っていない者には悪戯を繰り返している。
お菓子さえ与えてやれば、簡単にこの魔女から逃げ出せるだろう。

ランタンの魔女の手下

ランタンの魔女の手下。その役割は仮装行列。
魔女の徘徊を賑やかし、お菓子を求めて回る。
魔女の悪戯を受けた者も、また魔女の手下になる事になる。


化石の魔女

化石の魔女。その性質は探究。
新たな化石の発見にすべてをかけている。
この魔女を倒したくば、新種の化石を見つけてやれば良い。

化石の魔女の手下

化石の魔女の手下。その役割は調査。
発掘された化石の鑑定などを行うが、その知識はあまりあてにならない。

化石の魔女の手下

化石の魔女の手下。その役割は発掘。
新たな化石を求めて結界内を掘り続けているが、ろくな物を掘り出さない。

墓守の魔女

墓守の魔女。その性質は沈黙。
何よりも静寂を愛し、結界に迷い込んだ者は永遠の眠りにつかせられることになる。
静寂を破るものには容赦しない。

墓守の魔女の手下

墓守の魔女の手下。その役割は番犬。
魔女の結界を徘徊し、侵入者を見つければすぐさま吠え立てて魔女に報せる。しかしその遠吠えは、時に魔女の怒りを招くこともある。

顔の魔女

顔の魔女。その性質は束縛。
全ての価値観を顔立ちに置いている。
気に入った顔があれば、頭ごと切り取って集めている。

顔の魔女の手下

顔の魔女の手下。その役割はコレクション。
魔女に収集された顔の成れの果て。
既に白骨化した彼らは、魔女から見向きもされない。

奇術師の魔女

奇術師の魔女。その性質は感動。
マジックの舞台のような結界の中で、観客を感動させるマジックの研鑽に心血を注いでいる。
だが、今や彼女のマジックを目にするのは手下のみである。

タコの魔女

タコの魔女。その性質は独占。
この世の価値あるものは、全て自分の物であると思い込んでいる。
巨大な鼻は価値のある物を嗅ぎ分け、三つの巨大な目で価値ある物を探し出す。
そしてその触手で、ありとあらゆるものを自分の物にしている。

タコの魔女の手下

タコの魔女の手下。その役割は排斥。
魔女が目を付けた物を手に入れるのに障害となるものを排除するのが役目。
ただし、時に魔女が見初めた獲物すらも排除しようとしている。

釣り人の魔女

釣り人の魔女。その性質は偽善。
釣るか釣られるかのゲームを楽しみ、“獲ったら放す”と豪語している。
しかし獲物が負った傷や、得物を放す場所の事、その後の事などはなにも考えていない。

釣り人の魔女の手下

釣り人の魔女の手下。その役割は疑似餌。
魔女が獲物を捕らえやすいように、獲物を追い回し、魔女のもとに誘導する。
だが、時にその鋭い針で、獲物をズタズタにしてしまう。

輪廻の魔女

輪廻の魔女。その性質は創造。
かつての祈りにより、人だった頃の記憶と意思を持ち続けている魔女。魔力を魂の通貨として、他者の力を自分の物にする事が出来る。
復讐と友人の救済が彼女の存在理由である。その為であれば、宇宙の理を書き換える事さえもいとわない。
一方で、自分を「人間でいる事に“いられなかった”弱い化物」だとも思っている。

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