第9話−Aマジカルセブン

●ストーリー
 学校帰りのケンタ達。算数のテストで100点をとった事を自慢するスグルだったが、77点だったソノカは「ラッキーセブンで77点には7が二つもあるから超ラッキー」と主張し、通りがかったミナヨもそれに同意。
 それを聞いていたドジラス達の報告を受けたブラックは、今回は街中から「7」を奪い去り、人間達を不幸にしようとする。まともに相手にしないJHRだったが、「7」がなくなった途端、人々は超アンラッキーになってしまう。
 対して「7」を集めたブラッチャー達は偶然埋蔵金を発見した事を皮切りに、超ラッキーに。散々酷い目に遭いながら、お祭り騒ぎのブラッチャー基地に這う這うの体で辿り着くウエストとケンタ。
 おまけに攻撃をしようとしたウエストは阿波踊りの団体、リオのカーニバル、長崎くんちの集団に踏みつぶされ、何もしない内からボロボロになってしまう。一方ウエストに暗黒マシンガンを放ったブラックは、ラッキーからウエストに攻撃が命中。
 ピンチに陥るウエストだったが、そこへ突然マジシャンが現れ、ショーを始める。マジシャンが7の無い一組のトランプを見せると、ブラックは「街中の7は我々が集めた」と得意になる。そこでマジシャンは言った。「では、返して頂きましょう」。
 すると、そのとたんに街に「7」が戻って来た。マジシャンの正体は、新しいヒカリアンのセブンだったのだ。だがセブンはブラッチャーに興味を示さず、ウエストに後片付けを命じると、どこかへ消えてしまう。悔しがりながらもブラッチャーを撃退するウエスト。
 戦いの後、ケンタは先程のヒカリアンについて、ウエストに尋ねる。彼はライトニングバスターセブン。とにかく強く、いつも強いというヒカリアン。
 しかし、そんな彼の事を話すウエストの表情は硬かった……。
●今日の一言
「そこの奴、後かたづけ、ちゃんとしとけよ」(セブン)
●一口メモ
・この回から、OPの前にナレーションが入るようになった。
・算数のテストで、スグルは100点、ソノカは77点、ケンタはちょうど平均点だった。
・ブラッチャーは最初、手作業で「7」を集めようとしたが、ブラックがパチンコ屋の看板に潰されたため、「7集め掃除機」で集める方式に切り替えた。
・「7」がなくなったJHR基地では、「富士見のボンドが時定の服にはねる」→「それに驚いた時定が携帯を暁美のラーメンに落とす」→「それに驚いた暁美が思わずドンブリを投げる」→「ドンブリを被った笛太郎が慌てる」→「暴れた笛太郎の手が当たり、富士見のボトルシップが落ちて壊れる」という順番で不幸になった。
・「7集め掃除機」は、あらゆるものから「7」だけを集める(携帯電話の7ボタンから「7」の文字だけ取る、など)。

第5話−Bセブン処刑5秒前

●ストーリー
 一緒に戦おうというのぞみ達の提案をにべにもなく却下するセブン。彼は「オレはオレのやり方でブラッチャーを倒してみせる」と去っていく。「いくら強くて自信があっても、あれじゃその内本当に一人ぼっちになってしまう」というウエストの言葉に、ケンタはうつむく。
 そんな折、ブラッチャーが新たな作戦を開始した。ロボット・キャサリン1号に如雨露で雨を降らせ、人々を困らせようというのだ。そこへセブンが現れる。
 セブンは圧倒的な力でブラッチャーを撃退。のぞみ達が駆けつけた時には、既に事は終わった後だった。「一人じゃ寂しい」とセブンを説得しようとするケンタだったが、セブンは「戦えないなら子供がウロチョロするな」と言い捨て立ち去る。
 それからというものの、ブラッチャーが出現しても先に来たセブンが片づけてしまう、という展開が続く。ウエスト達は次第にやる気をなくし、とうとうブラッチャーが出現してもセブン任せで出動すらしようとしない始末。
 そんな彼らに、ケンタは「そんなのヒカリアンじゃないよ!」と叫んで単身セブンのもとへ。一方、またもブラック達を倒したセブンの前に、彼への復讐をもくろむユーロが出現。慢心していたセブンは捕らわれてしまう。
 そこに駆け付けたケンタも牢に入れられてしまうが、ユーロの復讐とは、なんと宇宙のど自慢大会で優勝した彼を音痴にしてしまう事だった! これにはさすがのケンタも呆れるが、彼は二人が口論している隙をついて、セブンを開放。
 さらにウエスト達も現れ、ユーロは退却する。セブンはケンタの力を認め、共に戦う事を誓うのだった。
●今日の一言
「さあセブン、覚悟して……歌うのだ!」(ユーロ)
●一口メモ
・個人主義のセブンを見て、富士見は「面白い奴だ」と好感を覚えていた。
・今回ブラッチャーが使ったメカは「キャサリン」。1〜5号まで登場した。1号は手が如雨露、5号は手がドリルになっている(2〜4号は不明)。
・ユーロがセブンを拘束した装置は「はりつけリング」。X字型をしていて、ユーロのステッキについているスイッチで電気が流せる。ユーロがシルバーから送ってもらった。
・ユーロがセブンを音痴にしようと用意したアイテムは音痴マイク。一見、光線銃のようだが、先端がマイクに変形する。これで歌うとどんなに歌のうまい人間でもたちまち音痴になってしまう。
・セブンと対峙してユーロ「一対一でもワタシに勝つのは難しいですよ」ウエスト「一対一じゃないぞ!」それでいいのか正義の味方。
・のぞみ「ヒカリアンにあるまじき態度であった。今度ばかりは謝らせてくれ、ケンタ君」不始末なんぞいつもの事だろ。

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