第7話−Aモンスター・イチゴリアン

●ストーリー
 暗雲立ち込めるブラッチャー基地。ドジラスとウッカリーが見守る中、ブラックは究極のモンスターを誕生させたと大喜び。
 一方、今日はJHRのイチゴ狩りの日。ケンタは基地に迷い込んできた小さなイチゴのような姿をしたロボットを連れて行く。ところがコレ、ブラックが新たな作戦のために創り出したロボット、イチゴリアンだった。
 このロボット、性格が最悪で、農場のイチゴを片っ端から食べてしまう。さらに今度は巨大化し、町中のイチゴ製品まで食べだした。
 喜ぶブラックだったが、満腹になったイチゴリアンはその場で休憩し始める。「世界中のイチゴを食べつくせ」と命令して来たブラックに、イチゴリアンは逆ギレ。ボディから砲塔を出現させ、暴れだす。
 混乱の中、ケンタを助けようとしたウエスト、さらにはブラックもイチゴリアンに食べられてしまう。そこでブラックは、イチゴリアンの体内で、彼の性格を超ミラクルスーパー良い子に設定し直す。
 ところが今度はそのため、ブラックのいう事を逆の意味で聞かない良い子になってしまった。脱出に成功したウエストはブラックを撃退し、改めてイチゴ狩りを楽しむ一同だった。
●今日の一言
「やっぱりイチゴ狩りは最高だね」(ウエスト)
●一口メモ
・イチゴリアンは、イチゴに手足が生えたような外見のロボット。拳はヒカリアン達と同じ形。
・イチゴリアンは当初、ケンタの肩に乗る位の大きさだった。
・暁美はイチゴ狩りで摘んだイチゴでケーキの他、ストロベリーパフェ、ストロベリーサンデー、イチゴ大福にイチゴジャム、イチゴミルクを作ろうと考えていた。笛太郎はその様子を見て汗ジトになっていた。
・ブラックが暴れるイチゴリアンを見て「いいぞ、いいぞ、イチゴリアン!」と言っていたウラで、ドジラスとウッカリーは「いいな、いいな、イチゴリアン……」と言っていた。脚本にはこのセリフが無いので、アドリブと思われる。
・イチゴリアンは最初は眼鏡をしていたが、いい子になってからは外した。
・イチゴリアンも、結局宣伝になったと、農家の人に喜ばれた。

第7話−B涙のいそちゃん音頭

●ストーリー
 テレビ番組で、行列のできる店の報道を見ていたブラックは、「いそべ焼きのいそちゃん」の屋台を出す。人間達に行列を作らせて、鼻毛も凍るマズい磯辺焼きを提供して、イヤな気分にさせようというのだ。
 ところが、予想に反して美味しく出来た磯辺焼きに人々は行列を作る。たちまちいそちゃんは大ヒット。ブラック達は一躍スターになってしまいテレビにCDにと引っ張りだこ。
 しかし、調子に乗って新しいいそちゃんの機械を造ったところ、装置が暴走。大量のお餅があふれ出し、人々が飲み込まれかける。そこにウエストとのぞみが駆けつけ、事態は収まる。
 ブームが過ぎ去り、河原で以前の人気を懐かしむブラッチャー達。彼らの手元には、お餅の請求書のみが残るのであった。
●今日の一言
「オヤブン……今となっては懐かしいですねぇ……栄光の日々が……」(ウッカリー)
●一口メモ
・冒頭部の「大東京テレビの行列ができる店」では、ふわふわのマロンケーキが評判の店が紹介されていた。
・番組では、店に並ぶのぞみ、つばさ、E4の姿も映し出されていた。ケンタとウエストはそれを見て呆れていた。
・「行列を作らせてマズい磯辺焼きを売る作戦」だそうだが、マズい店にはそもそも行列は出来んだろう。
・ブラックはたまたまやって来たケンタに、「地道に再出発する決意をした」と誤魔化した。
・それを聞いたドジラスとウッカリーは、ブラックが本気で改心したと勘違いして喜び、はり倒された。
・昔地球で暮らしていたのに、何で餡子を泥んこと間違えたり、プリンをエイリアンの内臓なんかと勘違いするんだろう。
・ブラッチャー達はいそちゃんを無料で配っていた。
・それにしても、ブラックは磯辺焼きが何かも知らないのに、良く磯辺焼きを作る機械なんて作れたなぁ。
・ブラックが磯辺焼きに混ぜ込んだ具は、餡子、プリン、バナナ、サンマ、エビチリ、フカヒレ、ツバメの巣。脚本によれば、最後のフカヒレとツバメの巣はアドリブ。
・人気者になったブラック達は、「徹子の部屋」らしき番組に出演していた。
・ミナヨは人気者になったブラッチャー達をテレビで見て呆れていた。ちなみに、今回の彼女の出番はここだけ。
・最後のブラックのセリフは脚本段階でアドリブ指定。

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