第4話−Aボーガイ君を倒せ!

●ストーリー
 今日はソフトボールのレギュラーを決めるテスト。しかし自信の無いケンタは、やる前から諦めてしまい、スグル達から呆れられてしまう。
 一方ブラックエクスプレスは、人間達の携帯電話を使用不能にするため、電波を攪乱するマシン、『ボーガイ君』を作り出す。
 その頃、帰路に就いていたケンタは線路を点検中のドクターに出会う。大変な作業をこなすドクターの事を凄いと思うケンタだったが、ドクターは「自分の出来る事をしているだけ」だと答える。
 他方、線路を走行していたウエストの前にボーガイ君が出現していた。ボーガイ君のパワーはもの凄く、携帯電話のみならず、ウエストや基地の無線までもが使用不能になってしまう。
 さらに、作った時に部品が余ったボーガイ君は、暴走して強力なメカ怪物に変身。ウエストがやられてしまう。さらに悪いことに、ブラックエクスプレスは、このままではボーガイ君がパワーに耐えきれずに自爆してしまうと言う。
 そこに妨害電波を逆探知したドクター達が駆けつける。ドクターの応急手当を受けたウエストも戦線に復帰。心配するケンタに、ウエストは「これがボクにできる事だから」と笑いかける。そして発動したヒカリアン達の合体技、ライトニング・ドラグーンでボーガイ君は倒される。
 翌日、ウエストの行動に勇気づけられたケンタは、自らテストに志願し、見事な結果を出すのだった。
●今日の一言
「だって、これがボクに出来ることだからね」(ウエスト)
●一口メモ
・仕事中に携帯いじるなよ、時定。
・ケンタ「ドクター、何をしてるの?」ドクター「どこか異常は無いか、点検して回ってるんだ」聴診器で?
・何でボーガイ君は、わざわざウエストの眼前に出現したんだろう。
・一体どうやってボーガイ君があんな形に変形したのか教えてくれ。
・ボーガイ君のコクピットが火の海になってドジラス「うわぁぁ、火が消えねぇよう!」如雨露なんぞで消えるか。
・つばさのウイングシールドは、ブーメランのように投擲して使うのが通常の攻撃法らしい。
・のぞみ、つばさ、E4の必殺技は、今回初登場。
・今回は「ライトニング・ドラグーン!」の号令は無し……って事は、まさか偶然合体したの、必殺技?

第4話−B真黒ウエスト

●ストーリー
 対ブラッチャー用の新兵器として、JHRヨーヨーを開発した笛太郎。しかしその扱いは相当に難しく、誰一人使いこなせないでいた。一方、お茶を飲んでいたブラッチャー達。ブラックエクスプレスは、ウッカリーの「茶柱が立つと縁起が良い」という言葉を聞いて、新たな作戦を思いつく。
 さてその頃、JHR基地では、同じくヨーヨーの扱いに失敗した時定がひっくり返っていた。「ヨーヨーならケンタくんが得意じゃない?」と提案するウエストだったが、笛太郎は「隊員の常備アイテムを部外者に使わせる訳にはいかない」と却下する。
 そこへ、ウエストに急な仕事の要請が入る。ウエストと遊ぶ約束を楽しみにしていたケンタは、部外者扱いされたこともあり、腹を立てて飛び出してしまった。他方、ブラックエクスプレスは真黒光線銃で世界中の猫を黒猫にしてしまおうと企んでいた。
 人間にとって、黒猫は不吉なもの。世界中の猫が黒猫になれば、人間達は落ち込むという訳だ。さてさて、ケンタはと言うと、自分の行動に後悔して、374庵で落ち込んでいた。つばさに仲直りするように元気づけられるが、そこにもブラッチャー達が現れる。
 作戦の概要にあきれ果てるミナヨをよそに、ブラッチャー達に立ち向かうつばさ。だが、たっぷり睡眠を取って調子の良いブラックエクスプレスを前に、ピンチに陥る。そこへ駆けつけるウエストだったが、真黒光線銃を浴びて撃墜されてしまう。
 基地に戻ったウエストを介抱しながら今朝の一件を謝るケンタだったが、ウエストの態度は冷たい。それどころか、暁美のラーメンを横取りするわ、富士見の模型をたたき壊すわ、あげく街に繰り出して大暴れ。実はこれは、真黒光線銃の副作用だった。真黒光線銃の光線を受けた者は、心まで黒く染まってしまうのだ。
 ウエストを元に戻すため、ケンタは同じくブラッチャーの真黒にされたミナヨの猫を、ひっかき傷だらけになりながらも捕まえてくる。その頃ウエストは、「仲間にしてやる」というブラッチャー達を逆に手下にしてしまっていた。
 ブラッチャーを乗っ取ったウエストは、ブラッチャー基地にあった自爆装置をJHR基地にセットし、ステーションの爆破を目論む。そうはさせじと、のぞみ達は笛太郎が開発した真っ白光線銃で立ち向かうが、動きの素早いウエストには中々命中しない。
 そこへ笛太郎が、ケンタに先刻開発したJHRヨーヨーを託す。ケンタの活躍でウエストは元に戻り、活躍の認められたケンタはJHRの準隊員に認められるのだった。
●今日の一言
「僕は…僕は信じてるよ、君の…君の正義を!」(ケンタ)
●一口メモ
・使えもしない武器を造るなよ、笛太郎。
・ケンタ「時定、出来るの、ヨーヨー?」どう聞いてもウエストの声だ。
・時定が窒息してのぞみ「竹田隊員! じ、人工呼吸だ!」つばさ「オレはヤダ!」正直だな。
・スグルの飼い猫の名前はジョセフィーヌ。
・ディナー? 昼なのに?
・この頃はつばさもケンタに「君」つけてたのね。
・つばさの肩ウイングが、ウエストの肩ウイングみたいな形になっていた。
・黒くなったウエストを拭きながらのぞみ「ダメだ、(黒ずみが)とれない……!」スカイ・ウォッシャー使えば?
・ブラッチャーよりも黒くなったウエストの方が優秀そうだ。
・黒ウエスト「肩甲骨の横だっつってんだろ!」お前の肩甲骨はどこだ。
・ちなみに脚本では、上記のセリフは「もっとリキを入れんか役立たずが!!」。
・ケンタがミナヨを「ミナヨちゃん」と言う珍しいシーンがある。
・笛太郎は暗黒化した猫を調べて真っ白光線銃を造った。
・今回の話は『超特急』の第5話とほぼ似たような展開だ。脚本家も一緒。

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