第81話 ふるさとからの訪問者

脚本=井上敏樹
絵コンテ・作画監督=箕輪 悟
演出=藤本ジ朗
●ストーリー
 線路を走っていたドクターは、空に何かが飛んでいるのを見つける。それはブラッチャーステーションだ。今日はシルバーへの定期連絡の日なのだ。
 今までの失敗の連続から、憂鬱な気分で宇宙のシルバーステーションに向かうブラック達だったが、シルバーからは拒絶されてしまう。
 その時、突如基地を震動が襲った。別の宇宙船がブラッチャー基地に激突してきたのだ。
 現れたのは宇宙海賊ブラックシャークで、彼らはブラック達を死刑にすると言い出す。が、よくよく見ると、それはドジラスの弟のコジラスに、ウッカリーの従兄妹のシッカリー、ガッカリー、チャッカリーだった。
 再会を喜ぶドジラス達だったが、コジラス達は銃口を向ける。彼らはあまりに情けないブラック達のせいで、故郷で肩身の狭い思いをしていた。そこで、ブラック達に替わって作戦を遂行する為にやって来たのだ。
 持ってきた新兵器をブラック達で試そうとするコジラス達。まずは鬼ゴッコ1号を差し向けるが、チャッカリーの操縦ミスでコジラスとガッカリーを吹っ飛ばしてしまう。今度は正月の思い出を語るドジラスにキラー大ゴマを出すが、こちらも暴走して宇宙船に穴を開けてしまう。宇宙に吸い出されそうになったコジラス達を救ったのは、他でもないドジラス達だった。
 コジラス達は考えを改め、ブラック達に希望を託し、母星に帰って行くのだった。
●登場キャラクター(太字は初出、斜体は本編未登場)
ドクターイエローブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、シルバーエクスプレス、コジラス、シッカリー、ガッカリー、チャッカリー、鬼ゴッコ1号、キラー大ゴマ
●今日の一言
「元気でな〜、兄貴〜っ!」(コジラス)
●一口メモ
・今回のシルバー様は、何故かオカマ口調。おまけにラストでは関西弁になっていた。
・ブラッチャー基地とシルバーステーションの接続は、「ブラブラドッキング」で行う。ブラッチャー基地から通路が出る。
・ブラックシャーク達は地球に来た事が無い筈なのに、地球型のボディをしている。
・コジラスのボディはC56。シッカリーは232U、ガッカリーはC53流線形、チャッカリーはB20。
・部下の失態をわざわざ母星の街頭テレビで放送するシルバーの意図が分からない。
・ブラッチャー達は母星では、目のついた黒煙の姿をしている。
・何故かドジラス達の回想では、彼らはブラッチャール星に居た頃から、既に地球型のボディになっていた。
・鬼ゴッコ1号は、足にタイヤがついた赤鬼の姿をしている。
・鬼ゴッコ1号のパワーは一億馬力。キラー大ゴマの回転数は、一秒に百万回。
・コジラス「何故か地球のそれも日本とブラッチャール星の文化が同じなのは不思議だが」この頃は、まだ「地球人がヒカリアンとブラッチャーの先祖」という設定は無かった模様。
・ブラックエクスプレスは、基地に開いた穴を木の板で修繕していた。
・コジラス「兄貴、最後に兄貴の肩を揉ませてくれ」揉んでるのは按摩機だ。
・チャッカリーは50万ゼニーで、ブラック達に按摩機と電池を売りつけた。
・チャッカリーはちゃっかり者と言うふれこみだが、ミナヨやアンナに比べればまだマシだ。

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