第74話 大進撃!ブラックエクスプレス軍団

脚本=荒木憲一
演出・絵コンテ=藤本ジ朗
作画監督=安藤義信
●ストーリー
 関西空港にやって来たのぞみとマックスは久々にラピートの顔を見ようとするが、何故か彼はのぞみ達に見向きもせずその場から逃げ去る。訳の分からない二人だったが、直後はるかに突き飛ばされる。ラピートは彼女から逃げていたのだ。
 様々な方法でラピートにアピールするはるかだったが、結局振られてしまい、途方に暮れる。
 そこに神父姿の三人組が現れ、「ラピートと結婚させてやるから、頼み事を聞いてくれ」と言う。
 後日、ステーションにはるかが現れる。ラピートと結婚する為、花嫁修業に来たらしい。自宅に訪れたのぞみ達からそれを聞いたラピートはあきれ果てるが、そこに緊急通信が。
 はるかがパワーブロックを盗み出したと言うのだ。
 その後、街に大量のブラックエクスプレスが現れる。シルバーがブラック達に授けた三次元コピーマシンの力だ。これを作動させる為にはパワーブロックの強大な力が必要で、はるかはまんまと利用されてしまったのだ。
 そこにラピートが駆けつける。数多くのブラックに対し、分身の術で対抗するラピート。旗色の悪くなったブラックは自分のコピーをさらに作ろうとするが、そこにドジラスとウッカリーがなだれ込み、装置から転がり落ちる。
 その時、はるかが自分の縄を斬ってくれたネズミを装置に乗せ、大量に増殖したネズミ達に追いかけられてブラッチャーは退散していった。
 事件は解決したかに思えたが、またしてもパワーブロックが盗まれる。その頃関西空港では、ラピートが大量に増殖したはるかに迫られていた。
●登場キャラクター(太字は初出、斜体は本編未登場)
のぞみ、300X、ウィンダッシュ、マックス、ラピート、はるかブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー
●今日の一言
「子供が恋をして何が悪いの!? 愛があれば年の差なんて!」(はるか)
●一口メモ
・はるかに突き飛ばされたのぞみとマックスはズタボロになった。
・はるかに追いかけられるラピートは、車体から排気ガスらしき物を出して彼女を撒いた。
・はるかは自分とラピートの人差し指を、赤い糸で結んだ。
・ラピートに振られたはるかは、タコ焼きを「電光」の暁美並みにやけ食いしていた。
・300X曰く、地球ではヒカリアン同士の結婚は初めて。
・ラピートは自宅で生け花をしていた。
・ブラックのクローンは「デシ、デシ」としか話さず、知能も低い。さらにのぞみ達の必殺技一発で消滅するほど弱い。
・ブラッチャー達は廃工場をアジトにしていた。
・ブラックのクローンは、装置から出てきた時はセンベイみたいに薄い(色も目以外はグレー一色)が、すぐに本物と同じ外見になる。
・駆けつけてきたラピートは、「分身トルネード」という忍法でブラックのクローン軍団に対抗した。
・ラスト、関西空港に現れたはるかは花嫁の格好をしていた。
・はるかのクローン達はブラックのクローン達と違い、普通に喋っていた。

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