第72話 必殺!!お好み焼き人

脚本=井上敏樹
絵コンテ=毛利和昭
演出=石堂宏之
作画監督=箕輪 悟
●ストーリー
 中々パワーブロックが集まらない事に癇癪を起こしたアンナは、ウィンダッシュに八つ当たり。
 その頃のぞみ達は、広島の広電の元を訪れていたが、残念ながら彼もパワーブロックの所在は知らなかった。しかし折角だからと、一同はミナヨの提案で広電が働いているお好み焼き屋でお好み焼きを食べていく事にする。
 この店では、まだ小学生4年生のアキラが失踪した父親の代わりに店長として店を切り盛りしていた。
 しかし、いつもなら一番込む時間に全然客が来ない。原因は総次郎というお好み焼き職人が、店の前で屋台を出していたせいだった。彼はかつて大阪でお好み焼き屋をしていたが、進出してきた広島風お好み焼き屋によって店が潰れてしまった為、広島のお好み焼きを恨んでいた。
 総次郎はアキラに、一時間でどちらが多くの客を獲得出来るかと、挑戦状を叩きつける。負けた方は店をたたむというのだ。勝負を受けるアキラだったが、何故か客は皆総次郎の屋台に流れていく。
 その時総次郎が挑戦状代わりに投げつけてきたヘラを見て、アキラは彼が『裏お好み焼き会』の人間である事を知る。アキラによると、その会は世界征服を企む悪魔の組織だという。
 その時、総次郎の元に金色のヘラが飛んでくる。ヘラを投げたのは、アキラの父、源佐だった。彼は今、裏お好み焼き会を潰す為に戦っていた。
 総次郎の催眠術を破った源佐は、必殺技で総次郎を倒す。
 戦いが終わり、源佐は引き続き裏お好み焼き会を叩き潰す為、息子に店を任せて再び旅に出る。
 一方ヒカリアンステーションでは、未だにウィンダッシュがアンナから八つ当たりを受けていた。
●登場キャラクター(太字は初出、斜体は本編未登場)
のぞみ、ひかり、ウィンダッシュ、広電、テツユキ、ミナヨ、未知アンナ、アキラ、総次郎、源佐
●今日の一言
「愛とは、惜しみなく与えるもの……」(源佐)
●一口メモ
・広電の背中の模様は、お好み焼きのへらの形が描かれている。
・冒頭、アキラの店では力士がお好み焼きを食べていた。
・総次郎はお好み焼き屋なのに、何故かガンマンのような格好をしている。
・総次郎は修行の旅で、万里の長城を逆立ちで渡り、自由の女神を登り、北極でシロクマと戦った。
・ひかりは総次郎を「アブナイ奴」と判断した。
・裏お好み焼き会って何よ?
・裏お好み焼き会は、世界中の偉い人達を仲間にしている。
・総次郎はヘラの動きで、客に催眠術をかけていた。
・源佐は裏お好み焼き会の裏切り者。
・源佐の必殺技は、「愛に生き、愛に死す」と「愛こそ全て」。
・「愛こそ全て」を繰り出す際、源佐は目がハート型になる。……気持ち悪いぞ。
・アンナは偉そうに文句ばっかり言ってるが、自分も少しは動いたらどうだ。

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