第67話 のぞみ、北海道で転職!

脚本=白根秀樹
作画監督=山田浩之
演出・絵コンテ=広川和之
●ストーリー
 パワーブロックを捜して北海道の網走に向かうヒカリアン達だったが、のぞみは「どうせ今回も外れだ」と諦めかけていた。
 結局パワーブロックも見つからず、のぞみは「パワーブロックなんて絶対見つかりっこない」と悲観的になる。そんな彼の前に現れたのはDD51。のぞみは気楽な彼をうらやましがり、DD51は「それだったらお前もパワーブロック探しなんてやめて、ここで走りな」と誘う。
 彼の挑発に乗ったのぞみはその申し出を受けるが、DD51はのぞみに自分の仕事を押しつけようというという魂胆があったのだ。
 石北本線を走りながら札幌を目指すのぞみ。DD51は行く先々でのぞみの前に現れ、彼をからかう。が、先回りして「次はどういう風にからかってやろうか」と企む彼の背後には熊が……。
 他方のぞみは「これならパワーブロック探しの方がましだ」と後悔し始めていた。
 丁度その時横を見ると、連続ハイジャンプをするDD51の姿が。木に遮られてDD51が熊に追いかけられている事に気がつかないのぞみは、彼が自分を応援してくれているのだと勘違いする。
 さて、札幌駅に這々の体で辿り着いたDD51はのぞみに因縁を付けようとするが、のぞみは彼に礼を言う。何の事か分からず目を白黒させるDD51だったが、のぞみが「辛いのは自分だけではない、仕事が大変なのは皆同じ。DD51のおかげでそれに気づいた」と言うのを聞いて、自分のからかいを励ましだと勘違いしていた事を悟り、その場を取り繕う。
 のぞみはパワーブロック探しに改めて臨み、DD51も「教えて貰ったのは自分の方かも知れない」と考えていた。
●登場キャラクター(太字は初出、斜体は本編未登場)
のぞみ、ひかり、ウィンダッシュ、つばさ、DD51、未知アンナ
●今日の一言
「でも教えて貰ったのは、オレの方かもな……」(DD51)
●一口メモ
・のぞみ達は冒頭、先頭車のみで北海道に来ていた。
・DD51は百体ヒカリアンの出雲と同型だが、多分別人。
・DD51の信条は、「ヤな事からは逃げる」。
・のぞみも素直と言うか……。
・DD51「他人に仕事をさせて食べるラーメンは最高だなぁ」コイツ最低……。
・今回ののぞみはポジティブなのか、ネガティブなのか、いまいち微妙。

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