第59話 赤い夕陽のヒカリアン

脚本=荒木憲一
作画監督=本木久年
演出・絵コンテ=森田浩光
●ストーリー
 九州のOK酒場を訪れたのぞみとひかり。ここは九州のヒカリアン達がよく集まる店らしい。そこで二人は「はやぶさなら何か知っているかも」という情報を入手した。
 そのはやぶさは、ガンマン姿のブラッチャー達に追われる親子を助ける。だが、牧場主のさくらは牧場を手放す事を考えていた。
 その一方で、さくらの息子のふじははやぶさに懐く。そこにやって来たのぞみ達。はやぶさは彼らに、地面を掘るように指示する。
 そんなのぞみ達を尻目に、小屋に戻ろうとするはやぶさ達だったが、ブラッチャーはいつの間にかさくらを人質にしていた。
 万事休すのはやぶさだったが、その時のぞみとひかりが掘っていた穴から温泉が噴き出し、ブラッチャーがそれに気を取られている間にはやぶさは逆転する。
 事件は解決し、さくらは温泉の辺りにペンションを建てて牧場をもり立てていく事を誓いつつ、息子と共にはやぶさを見送るのだった。
●登場キャラクター(太字は初出、斜体は本編未登場)
のぞみ、ひかり、ウィンダッシュ、はやぶさ、さくら、ふじ、ありあけ、あそ、かもめ、その他九州のヒカリアン300X、ドクターイエロー、つばさ、マックス、救急あずさ、ソニック、ネックス、E3ブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリーテツユキ、ミナヨ
●今日の一言
「オレはな、坊主。一つ所に落ち着けない性分なんだ」(はやぶさ)
●一口メモ
・九州の阿蘇山のふもとには「OK酒場」という西部劇風の酒場がある。中の客であるヒカリアン達は、みなガンマンの姿をしている。
・さくらとブラッチャー達は、馬の形をしたバイクのような物にまたがって自分の足で走っていたが、バイクに意味はあるのか。
・さくらは「さくら牧場」を経営している。
・さくらは多分未亡人。
・ふじは、はやぶさが自分のパパであれば良かったのにと思っていた。
・ブラッチャー達は、さくらの牧場を潰してゴルフ場にしようと企んでいた。
・はやぶさは三発しか弾を撃っていないのに、何故かブラッチャー達の帽子はハチの巣になっていた。
夕陽の中去っていくはやぶさの頭に、彼が昼間打ち上げた野球のボールが直撃した。

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