第57話 いかめし合戦

脚本=館 正貴
演出=広川和之
絵コンテ・作画監督=山田浩之
●ストーリー
 北海道の石狩平野で、スーパー北斗を追いかけるのぞみとつばさ。空腹の為に結局追いつけず、二人は腹ごしらえをしようと考えるが、二人はお金を持っていなかった。
 何とか函館にまではたどり着いたものの、二人はクタクタ。そこにいかめしの匂いが漂ってくる。近くにはいかめしの工場があり、アルバイト募集の張り紙を見た二人は社長に会いに行くが、その社長はなんとヒカリアンのスーパー北斗だった。
 一方ブラッチャー達はいかめしに負けない物、「いかっためし」を作り上げる。これを食べた者は恐るべき空腹感に襲われてしまうのだ。
 翌日から函館駅でいかめしを売り始めるのぞみ達だが、一向に売れない。ブラッチャーがいかっためしを売っている為だ。悔しがるのぞみの前に、変装していかっためしを買ってきたスーパー北斗が現れる。
 そこにやって来たつばさがいかっためしを食べ、彼らはいかっためしの効果に気づいた。
 その後もいかっためしは売れ続け、勝負はついたかに思われた。しかし、空腹感に襲われるつばさにのぞみが「今はこれしか無い」とスーパー北斗のいかめしを食べさせたところ、つばさは正気に戻る。本物の味が、狂った味覚を元に戻したのだ。
 事件は解決したかに思えたが、暴徒と化した住民達にいかっためしの工場を襲撃されたブラッチャー達は悲鳴を上げていた。
●登場キャラクター(太字は初出、斜体は本編未登場)
のぞみ、ウィンダッシュ、つばさ、スーパー北斗マックス、ワイドビューひだ、はつかり、E4ブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリーテツユキ、ミナヨ、未知アンナ、ケンタ
●今日の一言
「そうか! 本物の味が、狂った味覚を治したんだ!」(スーパー北斗)
●一口メモ
・のぞみとつばさは一銭も持たずに外出していた。
・空腹で動けなくなったのぞみ達だけど、電気を補給すれば良かったのでは?
・スーパー北斗は「いかめし北斗」「ほくと水産」を経営している。
・ブラッチャーの「いかっためし」は一見いかめしだが、「無限食欲増進剤ハラペコリン」が混入してある。
・いかっためしは、まったりとしていてそれでいて少しもしつこくない味。
・夜中に高笑いをしたブラックは、周辺住民に怒られた。
・ハラペコリンの製造マシンは、メーターとネオンの付いたピンクのイカの形をしている。下部のベルトコンベアから次々といかっためしを出す。

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