第52話 無敵!剣豪ロボ

脚本=井上敏樹
演出・絵コンテ・作画監督=金田伊功
●ストーリー
 ドジラス達が博物館から、かつての戦国武将の兜を盗み出す。それを核にして、ブラッチャーは巨大ロボ、一刀斎を建造。
 街で暴れる一刀斎にテツユキロボが挑むが、逆に捕まってしまう。しかし、一刀斎はのぞみの「正々堂々と勝負しろ!」という言葉を聞き、自我に目覚める。
 一刀斎はブラック達の乗るコクピットをもぎ取り、自分の意思でのぞみ達に勝負を挑む。まずポリスウィンが戦うが、一刀斎の必殺技によってのぞみ達もろとも撃墜され、さらには駆けつけたラピートですらあっさりやられてしまう。
 自分と戦える相手がおらず、途方に暮れる一刀斎。一方、基地に戻ったのぞみは300Xの力を借り、巨大化して一刀斎に挑むが、時間切れで元のサイズに縮んでしまう。
 そこに一刀斎の刀が振り下ろされるが、のぞみを庇おうと立ちふさがったテツユキに、一刀斎は刀を止める。
 テツユキの勇気に感服した一刀斎は負けを認め、自らを消滅させる。一同は彼の潔さに敬意を示すのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ひかり、300X、ドクターイエロー、ウィンダッシュ、ポリスウィン、ラピート、テツユキロボブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、シルバーエクスプレス、一刀斎(ブラッチャーロボ9号)、テツユキ
●今日の一言
「お主が見せたその勇気に、ワシは敗れた」(一刀斎)
●一口メモ
・一刀斎は人間だった頃から、人間とは思えないような顔をしていた。
・ドジラス達は博物館の「人類文化の遺産」というコーナーから、一刀斎の兜を持ってきた。
・シルバーは一刀斎の兜から発せられる密やかな波動にドキドキしていた。
・一刀斎の必殺技は「無双流木の葉返し」。
・ラピートは今回も何の前触れも無く突然現れた。
・ラピートの「忍法昇り竜」は、黒い煙幕の帯で相手を包み込み、目をくらませる。……って、それじゃブラッチャーじゃないか!
・のぞみ、本当に巨大化。
・巨大化したのぞみのサイズは、多分『電光』のガルーダと同じ位。
・のぞみが巨大化していられる時間は5分。
・いくら何でも元のサイズに戻るのが早過ぎやしないか、のぞみ?
・のぞみを巨大化させた装置は、先端にトゲトゲのある球が付いたバズーカ砲型。ミニミニマシンと形が同じなので、多分ミニミニマシンを改造して作った。
・一刀斎の自爆(?)装置は腹に付いていた。
・自爆装置を押した一刀斎のボディは、かき消えるように消滅した。
・一刀斎はボディが消滅しても、頭部のみは残った。

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