第41話 四国を走る新幹線

脚本=荒木憲一
絵コンテ=上島 光
演出=楠根 彰
作画監督=松岡秀明
●ストーリー
 久々に休暇を取って四国に温泉旅行に行くヒカリアン達。ラピートは参加しなかったが、ひかりは「奴はシャイだからな」と呟く。
 早速松山城の前で記念撮影をする一同。のぞみはシャッターが切られた瞬間、違和感を感じていた。
 その後もあちこちを見て回る一同。そんな彼らとすれ違う修行僧が三人。借金から逃げてきたブラッチャー達だ。
 彼らを追う鳥 建男を茶店で見つけたのはラピート。旅館に到着したのぞみ達は、ラピートから「ブラッチャーが四国にいる」という連絡を受ける。
 さて、そのブラッチャー達は何とのぞみ達の旅館に紛れ込んでいた。温泉につかっている彼らを湯煙で特車隊と勘違いしたひかりは、彼らに部屋のキーを渡す。そうしてのぞみ達の部屋にやって来たブラッチャーは、空腹だった為、用意されていた食事を平らげてしまう。
 一方、今まで卓球をしていた特車隊は初めてブラッチャー達の事を聞く。急いで部屋に戻る一同。そこにはくつろぐブラッチャー達の姿が。
 慌てて逃げ出すブラッチャー達を追いかけるヒカリアン達。トレインモードでの追いかけっこが始まった。
 その時、ブラッチャーの前にラピートが突然立ちはだかる。ラピートは忍法で温泉を噴き出させ、吹き飛ばされたブラッチャー達の前には鳥 建男が。
 ブラック達は旅館での無銭飲食などの罰として、一週間タダ働きさせられる事になる。一週間なら、と安心するブラックだったが、さらに通信販売のローンなどの支払いの為128年10ヶ月と9日働くように宣告され、卒倒。
 他方、楽しく帰路についていたのぞみ達は、出来上がった写真全てにラピートがポーズまで付けてデカデカと紛れ込んでいる(シャッターの瞬間のみ、カメラの真ん前に出ていたのだ)のを見つけ驚くのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ひかり、マックス、ポリスウィン、ソニック、ネックス、ラピートブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、鳥 建男
●今日の一言
「てやんでえ、ドコがシャイなんでぇ!」(ネックス)
●一口メモ
・ポリスウィンが記念撮影の為に用意したカメラの名前は「写るぜ」。
・ひかり、港でポーズを取って「決まったな」顔が潰れてます。
・ヒカリアン達が泊まった旅館は「道古温泉」。部屋は「への間」。
・ラピートは鈴を付けた小刀に手紙を付けて矢文にしていた。
・道古温泉の風呂は岩風呂。
・ブラックは大皿に盛られた活け作りを一口で平らげた。
・ドジラスは湯あたりしていた。
・ブラッチャー達はヒカリアン達の食事を平らげた後、彼らの部屋でのんびりしていたが、くつろいでないで逃げろよ。
・ドジラスの煙突から煙幕。
・ブラッチャー達は旅館から逃げる時、開いている窓があるにも関わらず、わざわざ閉まっている方の窓を割って逃げ出した。
・ヒカリアンやブラッチャー達は、路面電車の線路を走っていた。
・ラピートが温泉を噴き出させた忍法は「道後温泉」。

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