第39話 ブラッチャーはサンタクロース |
脚本=井上敏樹 |
絵コンテ=伊達勇登 |
演出=広川和之 |
作画監督=山田浩之 |
●ストーリー クリスマスも目前。とある金持ちの息子ヒロシは、クリスマスに両親が帰って来られないなら雪を降らせてくれと執事に頼む。 さて、のぞみに乗り込んでいたドジラスは、テツユキ達の会話からサンタクロースの事を知り、ウッカリーに「サンタクロースに化ければ子供達の人気者になれる」と話していたところ、ブラックに「子供達の人気者になってどうする!」と怒られる。 いよいよクリスマスイブ。夜中に目が覚めたテツユキはサンタクロースを見つけ、吊しておいた靴下の中身を覗くが、中身はグロテスクなムカデ型の人形だった。しかもその人形から噴き出したシャンペンを顔面に受ける。 このサンタクロースの正体は、言うまでもなくドジラス。プレゼントを配ったつもりだったのだが、住民は怒り心頭。追い回されるはめになる。同じようにクモ型人形を配っていたウッカリーも同じ目に遭う。 その頃ヒロシは暗い部屋で、昔母親と一緒に過ごしたホワイトクリスマスの事を思い出していた。 一方、七面鳥の代わりに鶏を配ろうとしていたブラックはのぞみ達の一斉攻撃を受けてしまう。その拍子に鶏の羽が舞い飛び、雪のように降り出す。 それを見たヒロシは雪が降ったと喜び、そこに母親も帰ってくる。 その内本当に降り始めた雪により、街は白一色に染まっていくのだった。 |
●登場キャラクター(太字は初出) |
のぞみ、ひかり、ポリスウィン、ブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、スモークジョー、テツユキ、ミナヨ、ヒロシ |
●今日の一言 |
「雪、雪だ……!」(ヒロシ) |
●一口メモ |
・のぞみの車内でクリスマスケーキが販売されている。 ・かなりグロテスクな人形だが、ドジラス達の感覚ではとても可愛いらしい。 ・ウッカリーはピンクのサンタ衣装を着ていた。 ・ドジラスが配ったシャンペン人形の名前は「ムカデラス」。ウッカリーのは「クモデンガー」。 ・ムカデラスは角が生えた緑色のムカデ型人形で、クモデンガーは角が生えた四ツ目のクモ型。 ・ムカデラスから吹き出るシャンペンは青い色で、クモデンガーのは緑色をしている。ペイント弾のように色が付く。 ・今回のスモークジョーは、クリスマスのトナカイ仕様。 ・いくらドジラス達が変なプレゼントを配ったからって、理由も聞かずにブラックを一斉攻撃はあるまい。 |
戻る