第33話 JHR最期の日 |
脚本=井上敏樹 |
絵コンテ=上島 光 |
演出=楠根 彰 |
作画監督=安藤 義信 |
●ストーリー 最近大人しいブラッチャー。テツユキやミナヨがヒーヒーカレーで話していたところ、「日本各地で突然地面から地下鉄の駅が現れる」というニュースが入る。 ブラッチャーがタクシーロードレールを開設したのだ。試しに乗ってみるテツユキとミナヨだったが、車内は豪華絢爛。しかもサービス満点で、料金もJHRの半分。 あっという間にタクシーロードレールは大繁盛する。そこに偵察に来たのぞみとひかり。のぞみは一瞬ソニックが走っていたのを見かけたような気がしたが、「まさかね」と思い直す。 その一方でJHRは料金をタクシーロードレールと同じ値段にするが、ブラッチャーは更に料金を十分の一にする。相変わらずのタクシーロードレールのサービスに満足する一方で、JHRの心配をするテツユキ。 のぞみ達はブラッチャーにクレームを付けに行くが、それを止めに入ったのはソニックだった。彼は今、タクシーロードレールで働いていると言うのだ。裏切ったのかと問いつめられるソニックだったが、彼は純粋にお客に喜んで欲しいだけだった。 さらにブラックはのぞみ達をも勧誘する。そこに突然巨大な円盤が。しかも、ブラックもその円盤の事を知らないと言う。中から現れたのは、スペースバンクから派遣されてきた鳥建男(とり・たてお)。 結局タクシーロードレールは借金がかさんで倒産してしまう。ブラック達は借金を返す為、道路工事のアルバイトをさせられるのだった。 |
●登場キャラクター(太字は初出) |
のぞみ、ひかり、300X、ドクターイエロー、ウィンダッシュ、つばさ、マックス、ソニック、ネックス、E2、E3、ブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、スモークジョー、テツユキ、ミナヨ、鳥 建男 |
●今日の一言 |
「無理も無いよね〜、あんな滅茶苦茶なサービスしてたんじゃあ」(テツユキ) |
●一口メモ |
・まるっきり地下鉄なのに「タクシーロードレール」とは?(タクシー=街頭や乗り場で、あるいは電話による呼び出しで、求めに応じて客を乗せ、距離・時間などに応じて運賃料金を取る貸切りの乗用旅客自動車) ・テツユキよ、スプーンを口にくわえたまま話すな! ・ドジラスとウッカリーは、ウサ耳にエプロン姿でタクシーロードレールの宣伝。 ・タクシーロードレールは(その時点では)別に日本中を走ってた訳ではないのに、何で新幹線までヒマになるんだ。 ・スモークジョー、ドリルで地下を掘り進み、後部からビッグワンダーみたいに線路を出す。 ・タクシーロードレールは乗客にケーキやジュース、フランス料理のディナーを出している。 ・タクシーロードレールの乗車券に、伊豆の温泉旅行2泊3日の当たりくじ。 ・タクシーロードレールの出入り口の近くに「JHR駅」。……どんな駅だ! ・スペースバンクのUFOは、下部が巨大な金庫の形をしている。 ・鳥 建男はイワトビペンギンのような顔をしたエイリアンで、グレーのスーツを着て色眼鏡をしている。 ・ブラック達の借金は13億9487万989クレジット。土木工事のアルバイトで3764年後に返済が終わる。 ・鳥 建男はさも普通のように「3764年後に返済が終わります」って言ってたけど、ブラッチャー(さらに言うなら彼ら)の寿命はそんなに長いのか。 |
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