第31話 ミニミニ大作戦

脚本=荒木憲一
演出・絵コンテ=早川啓二
作画監督=本木久年
●ストーリー
 ある日の運行中、ウエストとすれ違ったひかりを強烈な光が襲う。
 ひかりが気がつくと、目の前に超巨大なウエストの姿が。夢か幻か、と驚くひかりの前に、巨大なブラッチャーの姿が。いや、彼らが巨大なのではない。ひかりが小さくなっているのだ。
 ブラッチャーが開発したミニミニマシンの威力だった。次いでブラッチャーはウエストも縮小化。ウエストはそのままカラスにさらわれ、ひかりはカラスを追いかけるが、ブラックはのぞみを縮小する為、彼らを見過ごす。
 他方カラスを追いかけるひかりだったが、そこにカラスが群れでやって来る。ひかりは必殺技でカラスを撃退するが、肝心のウエストを咥えたカラスはそのまま飛んでいき、その後カラス撃退用の風船に驚いてウエストを放す。
 何とかウエストと再会出来たひかりだったが、今度は猫に追いかけられるわ、おもちゃ屋に紛れ込んで玩具と間違われるわ、赤ん坊に投げられるわ金魚鉢に沈められるわ。
 一方ブラッチャー達はのぞみを縮小しようとするが、警戒していたのぞみは光線を避け、間違ってブラックが小さくなってしまう。そこに這々の体でひかり達が戻ってきたが、のぞみはマシンを破壊してしまった。
 300Xがマシンを修理したものの、光線を浴びたひかりはステーションよりも巨大化してしまい、さらにウエストは東京タワーよりも大きくなってしまう。それに驚いて転んだひかりにより、震度5の地震が発生してしまうのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ひかり、300X、ドクターイエロー、ウエスト、踏切ジェッターブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー
●今日の一言
「オレ様はもう大きくなれない……」(ブラックエクスプレス)
●一口メモ
・ひかり「お、落ち着けウエスト!」お前がね。
・ブラッチャー達はマーブルチョコの看板の裏に隠れていた。
・ミニミニマシンは、先端がトゲの付いた球のようになっているバズーカ型のマシンで、移動用のローラーが付いている。
・ひかり達が縮小されてから20分後にのぞみが通過する予定だった。
・ドジラスとウッカリー、先頭車両形態に変形して、それぞれひかりとウエストの客車後部と合体。
・ひかりとウエストはそれぞれ上下逆の路線を走っていた筈なのに、客車の分離部分は同じ方向を向いていた。
・ひかり「私はおもちゃではない!」だったら暴れるなり何なりして逃げろよ。
・赤ん坊に振り回されるひかり「こら、おもちゃはもっと大切に扱え!」さっき自分でおもちゃじゃないって言ってたじゃん。
・ひかりはカナヅチである。
・ウエストは赤ん坊と話が出来る。
・ブラッチャー達はあれで変装したつもりだったのか。
・300X達はバラバラになったミニミニマシンを、セロテープと絆創膏でつなぎ合わせて修理した。
・ニュースキャスター「震度は5で、幸いこれによる被害は無いものと思われます」震度5の地震が東京のど真ん中で起きて、何の被害も出ない訳無いだろ。
・マシンがヒカリアン達の手元にあるのに、ブラックはどうやって元のサイズに戻ったんだろう。

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