第30話 東海道うなぎ旅

脚本=荒木憲一
演出・絵コンテ=早川啓示
作画監督=林 久年
●ストーリー
 ある日の下校途中、テツユキの胸のバッチが光る。テツユキは急いでヒーヒーカレーの倉庫の壁に隠されたエレベーターから地下に降り、パイロットスーツを着てテツユキロボに乗り込む。テツユキロボの出動だ。
 が、仕事はうなぎの回収だった。ところが、捕まえようとしたうなぎが滑って、テツユキロボは勝手に走り出してしまう。
 一方ガラクタ集めをしていたブラッチャー達は走ってくるテツユキロボを見つけ、ロボットを取り返そうとするも失敗。テツユキロボは浜松から名古屋、京都に向かう。
 ブラックはテツユキロボにロケット花火を撃ち込むが、マッチが見つからず大阪まで引きずられる。その時、ウッカリーがライターを見つけ、花火に点火。テツユキロボは空に舞い上がる。
 だがそこにラピートが現れ、花火とロボットを繋ぐロープを切断。ドジラス達は花火と共にどこかに飛んでいき、ブラックとテツユキロボは河に落ちる。
 結局逃げたうなぎをテツユキとブラックは探し始める。片やラピートは、ケンカし始めた二人を見て「仲良き事は、美しき事なり、か……」と呟くのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、300X、ドクターイエロー、ウィンダッシュ、ポリスウィン、ラピート、テツユキロボブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、テツユキ
●今日の一言
「うなぎに聞いてくれ〜っ!」(テツユキ)
●一口メモ
・テツユキはヒーヒーカレーの倉庫に入る時、辺りをキョロキョロと見回していたが、何か意味があるのか。
・ヒーヒーカレーの倉庫から地下に降りるエレベーターは「秘密トンネル」という。300Xは、もっとスピードを上げなければ、と思った。
・わざわざヒーヒーカレーの倉庫から秘密通路を使ってロボットに乗せるなんて、ヒカリアン達も回りくどいやり方が好きだなぁ。
・テツユキの着替えが終わらなくても、搭乗シューターの床は時間がくると勝手に開く。
・ヒカリアン達はうなぎを捕まえる為にテツユキロボを出撃させたが、非効率なうえ無意味だ。
・いくらうなぎが滑るからって、うなぎが行きたい方向にテツユキロボが走るというのは何故だ。
・300Xはうなぎが帰巣本能で浜名湖に向かっていると推理した。
・ブラッチャー達はテツユキロボを捕まえる為に落とし穴を掘ったが、ロボットが突然方向転換したのに驚いて自分達が落ちた。
・ブラックがロボットにロケット花火を仕掛けたのはどういう意味だ。
・ラピートの忍者剣関空斬り。
・河に逃げたうなぎは、もはや探すという段階ではなかろうに……。
・テツユキの任務がうなぎの捕獲……。やはりテツユキは戦力として期待されていないのか。

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