第2話 しばられたのぞみ号

脚本=雪室俊一
絵コンテ・作画監督=広田正志
演出=日下直義
●ストーリー
 東京駅にあるヒーヒーカレー。ここは、テツユキの幼なじみである神田ミナヨの父親が経営するカレーショップだ。
 ミナヨが倉庫で片付けをしていると、見慣れない段ボール箱が。その時突然、箱からドジラスとウッカリーが飛び出してきた。ミナヨと友達になりたいという二人に、ミナヨは快諾する。しかし、突如倉庫内に煙が充満し、ドジラス達は姿を消す。ミナヨの悲鳴を聞いて駆けつけたテツユキは、ミナヨにブラッチャーの事を説明するが、彼女は「面白そう」と気楽なもの。
 一方ドジラスとウッカリーは、ブラックから「ロクな仕事も出来ないくせに、女の子と付き合おうとはとんでもない連中だ」とお仕置きを受ける。が、ブラックは二人がミナヨから友達になってもらったという事を聞き、一計を案じる。
 翌日カレーの出前に出たミナヨだが、彼女を待っていたのはドジラスとウッカリー。二人はミナヨを連れて行く。
 そしてブラックは、彼女を盾にのぞみを富士河鉄橋で緊急停車させるよう300Xに迫る。ミナヨの身を案じた300Xはのぞみを停車させ、のぞみはブラックによって鉄橋に縛り付けられる。しかし、300Xの機転によりのぞみを縛るロープは切断。のぞみは危機を脱し、変形に成功する。作戦失敗を悟ったブラッチャー達は退却していくのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ひかり、300X、ドクターイエロー、ウィンダッシュ、つばさブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、テツユキ、ミナヨ、ミナヨの父
●今日の一言
「ちょっとあんた達。カレー、残さず食べなさいよ」(ミナヨ)
●一口メモ
・ドジラスとウッカリーは、ハートマークの描かれた段ボールから登場。ウッカリーは缶詰のツナの気持ちが分かった。
・ドジラス達はボディのサイズを縮小して段ボールの中に入っていた。
・ウッカリーはミナヨにタンポポを渡しながら「僕達と国際(交際)して下さい!」と頼み込んだ。
・ミナヨ「今、SLのロボットみたいなのが……」やっぱロボットなのか。
・ドジラス達は、ブラックから暗黒鉄球の電撃でお仕置きされる。
・のぞみはJHR本部からの遠隔操作で停車させる事が出来る。
・ミナヨがかなりまともな性格だ。
・のぞみを縛ったブラックは、これを「鉄橋縛り」と表現した。
・人質にされたミナヨだが、別に縛られた訳でもない。どう見ても、彼女は逃げようと思えば即座に逃げられるような状態だった。
・300Xは架線の電圧を上げて、のぞみを攻撃しようとしていたブラックを感電させる。さらにそのはずみで飛ばされた暗黒鉄球を回収しようとしたウッカリー達により、ロープは切断。

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