第24話 ヒカリアン危機一髪!

脚本=荒木憲一
絵コンテ=羽原信義
演出・作画監督=越智一裕
●ストーリー
 あくびをしながらパトロールをしていたポリスウィンは、ボンヤリしていて看板にぶつかり、他の特車隊の面々に呆れられる。
 何故居眠りなんてしていたのか300Xは不思議がるが、のぞみはポリスウィンが朝帰りするのを目撃したという。ネックス達は、ポリスウィンが悪い夜遊びを覚えたのかも知れないと言い出すが、300Xはポリスウィンの目が覚めてから、彼に真偽を問い質そうと考える。
 その夜、あずさがポリスウィンの様子を診に来たところ、ベッドはものけの空。ポリスウィンはポリストレーラーを発進させていた。
 一方ブラッチャー基地に亜空間通信が届き、ブラックはドジラス達に退室を命じる。いつもと様子が違うブラックに、ドジラス達はハテナ顔。
 その頃ネックスとソニックはポリスウィンの夜遊びの現場を押さえてやろうとパトロールしていたが、たまたま入ったラーメン屋台にポリスウィンの姿が。実は、彼の知り合いのラーメン屋の親父さんが入院する事になり、ポリスウィンは彼の代わりに店をやっていたと言うのだ。
 しかしネックス達は「それで任務が疎かになるなら、ヒカリアンなど辞めてしまえ」と言い、ポリスウィンは今日限りでラーメン屋になると宣言。
 他方、つばさの前にブラッチャーの新型メカ・ビッグデルタが現れ、つばさを易々と倒してしまう。東京に現れたビッグデルタに立ち向かうヒカリアン達だったが、その掌にはつばさが。
 そこへポリストレーラーが駆けつけ、つばさを救出。ビッグデルタはその時壊れた腕から露出した回路に放水され、ショートして大爆発した。
 事件が片付き、特車隊の三人は困惑するのぞみを尻目に例のラーメン屋台で腕を振るってラーメンを作る。片やヒーヒーカレーでは、ミナヨがヒカリアン達が来ない事を訝しんでいたが、「まぁいいか」と結論づけるのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ひかり、300X、ドクターイエロー、ウィンダッシュ、つばさ、マックス、救急あずさ、ポリスウィン、ソニック、ネックス、E2、E3、ポリストレーラー、消防トレーラー、スナイパートレーラーブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、ビッグデルタ(ブラッチャーロボ1号)、ミナヨ、ミナヨの父
●今日の一言
「本官は今日限り、ラーメン屋になる!」(ポリスウィン)
●一口メモ
・冒頭でポリスウィンがぶつかった看板は「ヒロカワリンV」。
・のぞみ「実は僕、今朝、ポリスウィンが朝帰りする所を……」漢字で書くと分かり易いが、“朝”が重なってるゾ。
・ポリスウィンは屋台の後ろに停めたポリストレーラーを、黄色い布をかけて隠していた。
・ほぼ完全な球体が、どうやってあんな形状のロボットに変形したのか教えてくれ。
・ビッグデルタに投げられたスラッシャーウイングは砕け散った。
・ビッグデルタの技は以下の通り。
 掌のレンズから破壊光線。
 ボディの大砲からマシンカノン。
 頭部からトゲトゲを出してスペースサンダー。
・ミナヨ「(ヒカリアン達は)他に入れる店無いのに」ヒカリアンは世間から疎まれているのか。
・それにしても、E2といい簡単に辞める奴が多いなぁ、ヒカリアン。

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