第19話 謎の超特急!?現る

脚本=鈴木伊織
絵コンテ・作画監督=広田正志
演出=日下直義
●ストーリー
 JHR本部の地下で、走行実験をしている試験特急のスター21。あずさには地下実験でのデータが役に立つなら、と言っていたものの、彼は一年前のように地上を走りたがっていた。
 その頃から赤い超特急が出没し始め、昨夜は中央線に現れたらしいが、のぞみはそんな奴いたっけ、とハテナ顔。
 その夜、再び例の赤い超特急が現れる。出動しようとするのぞみとひかりだが、あずさはE2とE3を連れて行くように頼み、それを聞いたドクターの頭に一つの事が思い当たる。
 現場に駆けつけたのぞみ、E2、E3だが、超特急は彼らの言葉も意に介さず走り続ける。スピードで追いつけない三人は、のぞみのハンドソードを使って強制的に超特急を停車させる。
 その正体は何とスターだった。かつてスターと共に走行実験をしていたE2とE3は、彼に勝負を挑む。トンネルを最初に抜けた者が勝ちという訳だ。発車した三人を追いかけるのぞみがトンネルを抜けると、朝日が目に飛び込んできた。
 しかし、走っているのはE2とE3だけ? 違った。スターは二人の遙か目の前を走っていた。
 ドクターは実験室でばかりスターを走らせていた事が間違いだったと気づき、これからは走行実験は外でする事に決めるのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ひかり、300X、ドクターイエロー、ウィンダッシュ、救急あずさ、E2、E3、踏切ジェッター、ヒカリアントレーラー、スター21ブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、テツユキ、ミナヨ、ミナヨの父
●今日の一言
「あずさにはああ言ったが、こんな所で走りたい訳じゃないんだ! 本当は、本当のオレは!」(スター)
●一口メモ
・あずさはスターの健康診断をしている。
・一年前の走行実験中、スターは“DANGER”の表示が出たため緊急停車させられた。
・ブラッチャーは、今回は基地で寝ていたシーンのみ。
・ひかりは星柄の赤いナイトキャップを愛用している。
・ヒーヒーカレーの壁に「50倍カレーあります」の張り紙。
・のぞみ達は、ハンドソードのロープとE2のジェットガンの逆噴射でスターを停めた。
・ヒカリアンは、少なくとも一年前から地球にいる。
・競争の時、何故かE3が連結器を出していた。
・今回、スターはヒカリアンモードに変形せず。

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