第12話  大仏起動!

脚本=井上敏樹
演出・絵コンテ・作画監督=越智一裕
●ストーリー
 京都に来ていたミナヨ達。彼女の両親はミナヨが生まれる前に、丈夫な子供が生まれるようにと京都の町全体に祈ったらしい。
 その時、突然地響きと共に大仏の頭から黒煙が。勿論これはブラッチャーの仕業。大仏を最強のロボットに改造しようと企んでいるのだ。
 大仏ロボに全く歯が立たないのぞみ。しかも300Xによると、大仏ロボはまだ未完成らしいのだ。
 大仏ロボが完成する前にこれを叩かなければ、と出撃するヒカリアン達だが、時既に遅く、ロボットは完成していた。大仏ロボが立ち上がる!
 果敢に立ち向かっていくヒカリアンだが、戦力的にはどうしても分が悪い。ついにのぞみがその手に捕まってしまう。
 握り潰されそうなのぞみを見て、ミナヨは祈った。「お願い、神様。のぞみを助けて! 元の大仏様に戻して!」すると突然大仏ロボが操作不能になり、動きを止める。
 このチャンスに、駆けつけたラピートが空を覆う黒雲を散らして太陽を出す。フルパワーのスカイサンデーでヒカリアン達は逆転勝利をモノにし、大仏は元の場所に収まった。
 本当にミナヨの祈りが大仏に通じたのか、と疑問に思うテツユキ。実際はロボットのコクピットでねじが外れていた事がロボット急停止の原因だったが、事情を知らない一同はそう思う事にするのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ひかり、300X、ドクターイエロー?、ウィンダッシュ?、救急あずさ、ポリスウィン、ソニック、ネックス、ラピートブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、大仏ロボ、テツユキ、ミナヨ、ミナヨの父
●今日の一言
「そう信じていた方が、ロマンチックでいいじゃない」(ミナヨ)
●一口メモ
・冒頭でテツユキ達が団子を食べていた茶店の名前は「大黒屋」。
・ミナヨとその父はともかく、何でテツユキまで京都に来てたんだろう。
・テツユキが大声で「のぞみーっ!」と叫ぶと、のぞみが何処からともなく現れた。
・大仏ロボの技は以下の通り。
 額のチャクラからビーム攻撃。
 透明なバリアーで攻撃を無効化。
 怪力で握りつぶす。
・最初にのぞみが大仏ロボと戦った時には、曇っていてフルパワーのスカイサンデーが使えなかった。
・ポリスウィンは大仏ロボの攻撃を、一瞬だけ先頭車両形態に変形して回避した。
・大仏ロボに握られるのぞみの悲鳴が妙に生々しい。
・ラピートが何の前触れも無く現れた。

戻る