第11話 忍者特急ラピート見参!

脚本=荒木憲一
絵コンテ=広川和之
演出=楠根 彰
作画監督=箕輪 悟
●ストーリー
 大阪でタコ焼きを食べていたのぞみとテツユキの前に、突如スモークジョーが出現。オーストラリアにバカンスに行く予定だったブラッチャー達が、何をどう間違えたのか大阪に来てしまったらしい。  そこで彼らは予定を変更して大阪の街を食べ歩きする事に。その時、のぞみのタコ焼きを奪ったブラックに向かって手裏剣が飛んでくる。忍者特急のラピートだ。
 スモークジョーを軽くあしらったラピートの忍術に憧れたドジラスとウッカリーは、山奥にある彼の家を訪ね、弟子にして欲しいと頭を下げる。そこへドジラス達を逮捕しにポリスウィンが現れた。ラピートに迷惑をかけまいと自首しようとするドジラス達だったが、ラピートは二人を助け、弟子入りを認める。
 一方ブラックはラピートを倒そうと、瞬間凍結剤を作り出す。だが、作戦決行時、ラピートを慕っていたドジラス達は思わず飛び出し、それによって凍結剤の存在に気づいたラピートはスモークジョーを身代わりにして危機を脱する。
 そこで自ら手を下そうとブラックが挑みかかるが、ラピートに斬られて倒れる。ドジラス達は泣き出すが、ラピートは峰打ちですませていた。
 しかし、ブラックを心配するドジラスとウッカリーを見て、ラピートは「今度会う時は敵同士だ」と言い残して去っていくのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
のぞみ、ドクターイエロー、ポリスウィン、ラピートブラックエクスプレス、ドジラス、ウッカリー、スモークジョー、テツユキ、ミナヨ
●今日の一言
「弟子の危機を、師匠が救うのは当然の事だ」(ラピート)
●一口メモ
・スモークジョーは道頓堀から現れた。
・スモークジョーの煙に巻かれたのぞみは咳き込んでいた。呼吸してるのか。
・ラピートの家の壁には「秋刀魚」と書かれた掛け軸がかかっている。
・ポリスウィン、またも逮捕失敗。
・今回のミナヨの出番は、左腕と「はい、お水」という台詞のみ。
・修行の際、ドジラスは紫、ウッカリーは青の忍者服と覆面を着ていた。
・ラピートがドジラス達に課した修行は以下の通り。
 垂直な崖を駆け上る修行。
 綱渡りの修行。
 滝に打たれる修行。
 回転する鎖鎌の鎖を上下に飛んで避ける修行。
 火の輪くぐりの修行(?)。
・瞬間凍結剤は、ブラッチャーマークの着いた水色の試験管。両端に水色の暗黒鉄球のようなものが付いていて、ターゲットが近づくと冷凍ガスが噴き出る仕組み。
・ラピートがスモークジョーと入れ替わった忍法は「身柄取り替えの術」。
・ラピートよ、忍術で凍結剤から脱出したのはいいが、乗客はどうする気だ。

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