第11話 フランケンシュタイン・スパイク

原語版サブタイトル:AUTOBOT SPIKE
●ストーリー
 サイバトロン基地では、スパークプラグがサイバトロン達のスペアパーツを集めて制作したロボット、サイバトロンXのお披露目が行われていた。が、知性に欠けるXは、起動した途端に大暴れ。サイバトロン達に力ずくで止められたXだが、そのボディはホイルジャックが構想しているマインド転送用の素体として保管されることになる。これは、誰かがボディに大打撃を受けた際、意識をよそに移しておいて、その間にボディの修理を済ませるというものだ。そんな折、テレトラン1がデストロンの出現を察知し、サイバトロン達は出動する。
 デストロンの出現地は、空軍のロケット基地だった。燃料を狙うデストロンの前にサイバトロンが到着し、たちまち戦闘が開始される。その戦闘で、瞬く間にロケット基地は壊滅。目的を失ったデストロンは退却するが、腹の虫がおさまらないメガトロンはガンモードに変形して地上に向けて発砲。弾丸は遅れてやってきたバンブルに命中する。駆け付けるサイバトロンだったが、バンブルと、彼に乗っていたスパイクは大けがを負っていた。特にスパイクは完全に意識を失っており、直ちにラチェットによって病院に担ぎ込まれる。
 スパークプラグからマインド転送の事を聞いた医者は、もし意識を肉体から切り離すことが出来るのであれば思い切った治療も出来ると告げ、スパークプラグも息子を救うため、先のサイバトロンXに、スパイクの意識を転送する事に決める。
 実験は成功したがに思えたが、目を覚ましたスパイクは、マインド転送の副作用と、自身の怪物のような姿に動揺して暴れ出す。コンボイの一撃で何とか鎮静化に成功するが、コンボイ達はスパイク達を留守に残してロケット基地の復興に向かう。その様子を偵察していたコンドルは、さっそく報告に戻り、それを聞いたメガトロンはロボットになったスパイクを焚きつけてサイバトロンに混乱を生じさせ、その隙にせん滅する事をたくらむ。
 一方、基地で留守番をしていたスパイクはテレトラン1に繋がれたテレビで映画を鑑賞していたが、よりにもよって番組がフランケンシュタインの怪物だったため、再度凶暴化して大暴れした挙句、基地を飛び出す。バンブルは無線の修理も終わっていない状態で後を追うが、それをリフレクターが監視していた。森の中で絶望したスパイクはまたも暴れ出し、追いついてきたバンブルが説得を試みるも、崖から叩き落されてしまう。ふと見ると、リフレクターの報告を受けたメガトロンが軍団を率いて飛んでくるではないか。スパイクはデストロン達にも襲い掛かるが、敵うはずもなく、窮地に陥る。メガトロンはそんなスパイクを言葉巧みにそそのかし、サイバトロンへの復讐を誓わせる。
 その頃、ロケット基地はサイバトロンの活躍で見事に復興していたが、そこへバンブルがスパイクの乱心を告げにやって来る。さっそく現場に駆け付けるサイバトロンだったが、メガトロンガンを手にしたスパイクは手が付けられない暴れようで、これにはサイバトロン戦士たちもたじたじだ。さらにデストロン軍団が参戦し、サイバトロン達は窮地に陥る。そこに、スパークプラグがホイルジャックと共に駆け付け、説得を試みるも、メガトロンガンの一撃で吹っ飛ばされ、悲鳴と共に崖下に落下していった。この瞬間スパイクは理性を取り戻し、スパークプラグを救出。「敵を倒せ」と命じるメガトロンに、スパイクは躊躇なく本来の敵であるデストロンに向かって発砲。作戦が失敗した事を悟ったメガトロンは退却命令を出し、デストロン達は引き上げていく。
 やがて肉体の治療が終わり、スパイクの意識は本来の身体に戻される。ようやく事件は解決し、一同は胸をなでおろすが、そんな中、ホイルジャックのみは性懲りもなく「今度はロボットの意識を人間の身体に転送してみたい」などと思い描き、ラチェットを呆れさせるのだった。
●登場キャラクター(太字は初出)
コンボイ、マイスター、プロール、アイアンハイド、ラチェット、ホイルジャック、サンストリーカー、ランボル、ストリーク、トレイルブレイカー、ハウンド、リジェ、バンブル、クリフ、チャージャー、ゴング、ドラッグメガトロン、スタースクリーム、スカイワープ、サンダークラッカー、サウンドウェーブ、フレンジー、コンドル、リフレクター、スパイク、スパークプラグ、サイバトロンX
●一口メモ
・コンボイ「スパークプラグさん、こっちの用意は出来てますよ」何故に敬語?
・サイバトロンXに使用されているパーツで、元が誰の物か分かる部品は以下の通り。
 プロールの左角と右胸部
 コンボイの右耳
 ハウンドの肩ミサイル〜右上腕
 トレイルブレイカーの左胸部と左前腕、左腿
 サンストリーカーの左肩
 ストリークの左翼
 マイスターの左踝と銃(右腕に直接装備)
・実験段階で武器つけるなよ……。
・サイバトロンXを撃ちながらプロール「これでもか! えーいさっさとくたばってしまえー!」そんなに憎いのか!
・ホイルジャック「ラチェットと私で手伝います」ラチェット「えぇっ!?」ラチェット、すっげぇ嫌そう。
・メガトロン「ええい構う事はないぞ! こうなったら基地を徹底的に破壊してしまえ! ぐずぐずするな!」まだ戦闘も始まってないのに。
・コンボイ「ロケットが! なんてこった!」サイバトロンが率先してぶっ壊してましたが……。
・医者「なるほど、もし意識を、肉体から切り離しておくことが可能なら、思い切った治療も出来るんですがね」意識不明なら同じじゃないのか? 大体麻酔は何のためにあるんだ。
・コンドルは噴火口からサイバトロン基地に出入りしている。
・なんでテレトラン1はわざわざスパイクにフランケンシュタインの映画なんて……。何か企んでるのか?
・コンボイ「こんな事になるのではと心配していたが……」だったら何か予防策を講じておけ。
・ロケット基地の復興、どう考えても早すぎだろ……。
・バンブル「一思いにボディを破壊しましょうよ!」割と薄情だな。
・サウンドウェーブがスカイワープ色になっていた。
・ホイルジャック「今度は逆に、ロボットの意識を人間の肉体に移すってのを試してみたいな」こいつもまさか、自分が死んだ後にこの言葉が現実になる(しかも人間の手で)とは思ってもみなかったろうな。

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