すてきな誕生日



 夏である。
「ん?」
 何を今更、と言われるかも知れないが、とにかく夏だ。
「ちょっと、ちょっと!」
 学生は夏休みのまっただ中だし、セミはあっちこっちで鳴きまくってるし、ニュースをつければ海外旅行だの避暑旅行だのの話題でもちきりな位に夏だ。
「ねえってば!」
 なんだよ、インプレッサ?
「なんだよ、じゃないよ! この出だし、前回と一緒じゃないか!」
 あれ、そうだっけ?
「何とぼけてるんだよ! それとも暑さでボケちゃったの!?」
 そんな訳ないだろ。
 夏だから夏って言っただけじゃん。
「全くもう、いい加減なんだから……」
 カチーン!
 この野郎、主役だと思って……。
 あったま来た。
 今週はムボウデーンを主役で進めてやろう……。
「ん? 何か言った?」
 いや、べっつに〜?



 毎度おなじみ、ムボウデーンの本拠地。
 世間は夏真っ盛りだが、異空間にあるここは暑くもなければ寒くもない。
 一年中、同じ気温で保たれているのだ。
 そんなムボウデーンの謁見の間は、いつもと様子が違っていた。
 部屋中が飾り付けられ、部屋の真ん中にはご馳走が山と並べられたテーブルが置かれていたのだ。
 というのも――
「サイディ、誕生日おめでとーっ!」

 パァン! パァァァン!

 クラッカーが打ち鳴らされる。
 そう、今日はサイディの誕生日だったのだ。
 バリバリッシュ、ビルド、アーマードが手を叩いてサイディを祝福する。
「ありがとうっス〜♪」
 サイディは嬉しそうに顔を赤くした。
「サイディ、バースデーケーキだぜ」
 バリバリッシュが大きなホールケーキをサイディに手渡す。
 ケーキの上にはご丁寧に、
「サイディくん おたんじょうび おめでとう」
 と書かれたプレートまで乗っている。
 実は彼らムボウデーンは、仲間の誕生日を祝ってあげるという、とてもアットホームな悪の組織なのだった。
 この日ばかりは仲の悪いバリバリッシュとビルドもケンカを控えている。
 横ではクレーン車型のブラッチャーやブルドーザー型のブラッチャー、レッカー車型のブラッチャーなどが忙しそうに料理を運んだりしている。
 今回のパーティには、ビルドやアーマードの部下も勿論参加しているのだ。
 ただし、デコトランのみは失敗のお仕置きで牢獄に入れられているため不参加であった。
 蝋燭の炎をサイディが吹き消し、皆で料理を食べる。
 それらが一通り済んだ後、バリバリッシュはサイディに尋ねた。
「サイディ、誕生日プレゼントは何がいい?」
「えーっと……」
 サイディは頭を捻って、自分の誕生日プレゼントを考える。
「そうだ! アイスをお腹いっぱい食べてみたいっス!」
「アイス〜? そんなんでいいのか?」
 半ば呆れたように言うバリバリッシュに、サイディは照れたように言った。
「アイス好きだし、一度死ぬほど食べてみたかったっス」
「う〜ん……アイスをプレゼントにするにしても、ただ買ってくるんじゃつまんねぇな……」
 バリバリッシュは腕組みをして考える。
 と、直後に彼の頭上で電球が閃いた。
「そうだ! こんなのはどうだ? サイディ、耳貸せ」
 バリバリッシュはサイディに何事か囁く。
「えーっ、本当っスか!?」

 一方――
 地球では真夏の太陽が地面をジリジリと鉄板のように熱している。
 そんな中、インプレッサ、マスタング、タクヤの三人はパトロールをしていた。
 インプレッサもマスタングも、汗だくで
「ヒカリアンチェ〜ンジ……」
 二人は力なく変形すると、タクヤと共に近くの木陰に腰を下ろす。
「あつ〜〜〜い……」
「こんな暑い日に街中なんぞパトロールしてたらオーバーヒート起こして死ぬぞ……」
「確かにねー……」
「ボンネットなんて直射日光バリバリ浴びて熱持ってるから……」
 マスタングは何処からか卵を取り出すと、自分のボンネットの上に割り落とした。
 すると、

 ジュゥゥゥゥゥゥゥゥッ……

「ボンネットの上で目玉焼きが焼けるぞ〜」
 マスタングの言葉通り、熱を持った彼のボンネットはまさに熱せられたフライパンも同様で、あっと言う間に目玉焼きが焼けてしまった。
 タクヤとインプレッサはそれを見て思わずズッコケる。
 しかしながら、二人は深刻そうに揃って呟いた。
「ホントに死んじゃうね〜〜〜……」
「ホントに死んじゃうよ〜〜〜……」
「う〜ん……」
 マスタングは腕を組んで考え込む。
「街中の見回りはやめにして、もっと涼しいところを見回らんか?」
「涼しいところ?」
「市民プールなんかどうじゃ!?」
「えーっ、カウンタックに怒られるよ?」
 だが、マスタングはわざとらしいまでに真面目な顔をして言った。
「ばかもの、市民プールだって色んな事件が起こるのだぞ? ロッカーこじ開けて貴重品を盗むヤツ。水着のおねーちゃんに痴漢を働くヤツ。プールの中でションベンするヤツ。そういう悪い奴らをプールで泳ぎながら監視するのだ!」
 力説するマスタングに、インプレッサとタクヤも顔を見合わせて話し合う。
「プールで泳ぎながら監視……」
「泳ぎながら監視……」
「どうする、行くか?」
 二人は頷き合うと、拳を突き上げて叫んだ。
「泳ぎながら監視!」
「よし、決定!」
 三人は先程までとは対照的にシャキッとすると、鼻歌を歌いながらプールへ向かった。

 三人が向かったのは、屋根の無い屋外プールだ。
 市民プールだけ有り、規模もなかなかのものである。
 が、到着した三人は違和感を感じていた。
 プールから長い柱が立っているのだ。
 ただし、外から見ただけではそれが何なのかまでは分からなかった。
 三人がプールの入り口に言ってみると、そこには人だかりが出来ている。
 いずれも水着を着ている所を見ると、プールに入っていた客らしいことは容易に想像が付いた。
 インプレッサは泣いている水着姿の少年に近づいて、尋ねる。
「何かあったの?」
「変な人達が来て無理矢理追い出されちゃったの……」
 少年は涙を流しながら答える。
「変な人達……?」
「それってまさか……」
 タクヤがプールの玄関口を見ると、バリバリッシュが人々を建物の外に追い出している所であった。
「市民プールはムボウデーンが占拠した! 帰れ帰れーっ!」
 間髪入れず、インプレッサがバリバリッシュに跳び蹴りを入れる。
「ヒカリアンキーック!」

 バキィィィィィィィィィィィィィィッ!

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 ドガァァァァァァァッ!

 蹴り飛ばされたバリバリッシュは、もろに壁に激突する。
「むっ、ヒカリアン!」
 起きあがったバリバリッシュは、インプレッサの姿を認めると叫んだ。
「何やってるんだよ、ムボウデーン!」
「ちっ!」
 バリバリッシュはきびすを返すと、ロッカールームを通って屋外プールへと逃げ込む。
「待てーっ!」
 バリバリッシュを追いかけてプールに出たヒカリアン達は、驚くべき光景を目にする。
「ああっ!」
<コマルダー!>
<コマルダ〜!>
<コマルダーッ!>
 冷蔵庫型のコマルダー、クーラー型のコマルダー、氷のコマルダーがプールに向かって吹雪を吐き出していたのだ。
 プールには水色の氷が張っており、真ん中には分厚くて長い木の板が刺さっていた。
 先程プールの外から見えた柱はこれだったのだ。
「な、何だ!?」
 驚くヒカリアン達に、バリバリッシュは得意そうに答えた。
「ぬわっははははははははは! プールを利用して巨大なアイスキャンディーを作ってんだよ!」
「アイスー!?」
「あの棒って、アイスの棒……?」
「この市民プールが最後だ! 東京中のプールは全てアイスに変えた! 今年の夏はムボウデーンが独り占めだーっ!」
 なんのこっちゃ、と言いたくなるような事を得意気に叫び、バリバリッシュはさらに続ける。
「全ての学校のプール! 子供用のビニールプール! 果ては風呂桶、金魚の水槽! コーヒーカップに湯飲みに水筒! 水の入る器は……全てアイスを作ったぜ」
「と、東京中アイスだらけに……」
「何のためにそんな事を!?」
 インプレッサ達は、揃って不可思議そうな表情をする。
 バリバリッシュ達の狙いが全く読めないからだ。
 しかしながら、懸命な読者諸兄にはもうおわかりであろう。
「今日はサイディの誕生日だからだーっ!」
「へっ?」
 案の定、インプレッサ達の目が点になった。
 見ると、そこには一段高い台が設けられており、照れた表情のサイディが立っていた。
 しかも台には「サイディ君 誕生日おめでとー」などと書いてある。
「誕生日プレゼントにアイスをお願いしたっス。そしたらこんなに沢山作ってくれて……。オイラ嬉しいっス〜♪」
 ヒカリアン達は思わずズッコケるが、マスタングは拳を握りしめて叫ぶ。
「バカ者! 暑い夏こそ熱い物を食べんとだめなんだぞ! 冷たい物ばかり食べると夏バテするぞ!」
「そう言う問題じゃないでしょ……」
 どう考えても突っ込むべき場所を間違えているマスタングに、インプレッサ達はさらにツッコミを入れた。
 が、バリバリッシュはその一連の流れも気にすること無くコマルダー達に命令を出す。
「やかましーっ! コマルダー共、奴らをやっちめぇ〜!」
<コマルダー!>
<コマルダ〜!>
<コマルダーッ!>
 冷凍庫コマルダー、クーラーコマルダー、氷コマルダーが咆吼しながらヒカリアン達の前に立ちはだかった。
「げげっ、コマルダーが三体も!」
 だが、そこへ声が響く。
 ヒカリアンの方にも増援が現れたのだ。
「インプレッサ!」
「インプレッサ!」
 ラングラーとランサーが、その場に駆けつけてきた。
「ラングラー! ランサー!」
 嬉しそうに叫ぶインプレッサだったが、次の瞬間、その顔は呆れへと変わっていた。
「おおっ、本当にアイスだぜ♪ ソーダ味だ」
「子供用プールはオレンジだ〜♪」
 何と、二人してプールに作られたアイスキャンデーを食べ始めたのだ。
 しかもランサーに至っては、ノミとトンカチまで用意してくる始末。
 インプレッサは思わず顔を真っ赤にして、二人を怒鳴りつけた。
「何しに来たんだよ二人とも!」
 そんなインプレッサとは対照的に、ラングラー達は手に持ったアイスの欠片を舐めながら平然と答える。
「アイスを食べに」
「右に同じく」
 二人があまりにも悪びれもせずに答えるため、インプレッサは怒る気力を一切なくしてしまった。
 インプレッサは疲れたようにカクッと頭をたれる。
 それを見逃すバリバリッシュではなかった。
「今だスキあり! やれコマルダー!」
「コマルダ〜!」

 ゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 冷凍庫コマルダーが、インプレッサに向けて至近距離から冷凍波を吐き出した。
 インプレッサはあっと言う間に凍ってしまう。

 カキ――ン!

「インプレッサ!」
 焦ったようにタクヤが叫んだ。
 しかし、今は真夏。
 凍ったインプレッサに真夏の太陽光がギンギラギンと降り注ぐ。
 おまけにインプレッサの鋼鉄のボディは、今までの直射日光でフライパンのように熱せられていた。
 そのため……。
「なんだ、すぐ溶けるじゃん」
 十秒と経たない内に、インプレッサを覆っていた氷は溶け、滴がポタポタとしたたり落ちた。
「マジかい……」
 思わずバリバリッシュは、汗が、タラーッ……。
「兄貴ー、いくらコマルダーが三体いるって言っても、このままじゃヤバイっスよ……」
「ぬぬぬぬ、こうなったら……」
 バリバリッシュの両手に、暗黒エネルギーの塊が現れる。
「これ、疲れるからあんまりやりたかなかったんだけどなぁ。しょうがねえか。暗黒エネルギー、注入!」

 ズバォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 そのまま、突き出した両手から暗黒エネルギーがコマルダー達に向かって飛んだ。
 そのエネルギーを受けた途端、コマルダー達は一気にパワーアップする。
 外見には変化は無いが、バリバリッシュの暗黒エネルギーによって能力が強化されているのは一目瞭然だ。
<コマルダ――!>
<コマルダ〜〜!>
<コマルダ――ッ!>
 強化されたコマルダー達は、一挙に強力な吹雪を吐き出す。

 ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 周囲は雪と風に包まれ、途端に冬景色のようになっていった。
 ヒカリアン達のボディにも、徐々に氷が張っていく。
 このまま放っておけば、今度こそ氷漬けになってしまうのは明白だ。
「くっそー、負けてたまるか! エンジンガン!」
 叫ぶなり、インプレッサの手にエンジンガンが出現した。
「エンジン全開!」

 ヴォンヴォンヴォンヴォンヴォン!

 銃の本体が振動を始め、銃口に赤いエネルギーが集まっていく。
 その内に、銃口には火がともっていた。
「ファイヤー・ストライク!」
 インプレッサがトリガーを引くと同時に、エンジンガンから炎のエネルギーが発射された。

 ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 巨大な炎は渦を巻き、コマルダー達に迫った。
 炎は先頭にいた氷コマルダーを包み込む。
<コマッタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!>

 ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!

 氷コマルダーの悲鳴が響き、大爆発が巻き起こった。
 爆煙が晴れると、そこには半分溶けた氷の塊が転がっていたのだった。
 それを見て、ラングラー達の志気も上がる。
「よっしゃ、オレも一つやってやるか! サスペンションキャノン!」
 ラングラーの手に、大口径のカノン砲が現れた。
「エネルギー、チャージアップ!」

 ギュァァァァァァァァァァァ……

 サスペンションキャノンに、大地からエネルギーが集まっていった。
「グランド・バースト!」

 シュゴォワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

 カノン砲から大地のエネルギーが発射された。
 エネルギーは地面を割って、クーラーコマルダーに迫る。

 ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!

<コマッタ〜〜〜ッ!>
 力強いエネルギーが、クーラーコマルダーのボディを打ち砕く。
 エネルギーが収まった時、そこには元の姿に戻ったクーラーが転がっていた。
「げげっ、クーラーコマルダーまで……!」
「ちっくしょう! 冷凍庫コマルダー、アイツらを何としてもブッ飛ばすんでぇ!」
<コマルダー!>
 バリバリッシュが手を振ると、冷凍庫コマルダーのドアが開き、氷柱(つらら)状の氷がミサイルのように発射される。

 ドシュン! ドシュン! ドシュン!

「うわわわっ!」
 インプレッサ達は、慌てて氷柱を避けた。
 氷柱はコンクリートの地面に勢いよく突き刺さる。
 まともに喰らえばヒカリアン達のボディでも貫かれてしまうのは明白であった。
「これじゃ近づけないよ! どうしよう!?」
 ランサーが必死に氷柱を避けながら叫ぶ。
 そこへ、マスタングが身を乗り出して叫んだ。
「よぉし、ここは私に任せておけ!」
 最後の「け!」の一言と同時に、マスタングは走り出していた。
 が、突き刺さった氷柱のために彼は気づいていなかったが、マスタングが走っていたのはプールに出来たアイスキャンデーの上であった。
 勿論アイスは氷だ。

 ツルッ!

「ありゃ!?」
 マスタングは足を滑らせてしまった。
「何やってんの、マスタング……」
 インプレッサが、途端に呆れてつぶやく。
 だが、これが思わぬ幸運をもたらした。
 滑り続けるマスタングは、そのまま真っ直ぐに冷凍庫コマルダーへと進んでいったのだ。
 そして……

 ドガァァァァァァァァァァァァン!

 マスタングは、冷凍庫コマルダーにまともに激突した。
<コマルダー!?>
 重量級のマスタングに激突され、バランスを崩した冷凍庫コマルダーは、そのまま後ろへとひっくり返った。

 ゴシャァァァァァン!

 その衝撃で、アイスキャンデーにヒビが入る。

 ピシッ、ピシッ……

 次の瞬間、

 ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!

 派手な音と共に、プールに出来たアイスキャンデーが、派手に砕け散ったのだ。
 マスタングも冷凍庫コマルダーも、アイスキャンデーに埋まってしまう。
 それを見逃すランサーではなかった。
「チャ――ンス♪」
 ランサーの手に、ドライブランスが現れる。
「ドライブランス! イグニッション!」

 シュォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!

 ランサーのかけ声と共に、ドライブランスが青く波打つエネルギーに包まれていった。
 そして、エネルギーは周囲に水のように溢れていく。
 ランサーはそのままドライブランスを構えると、まるで波乗りのようにエネルギーの上を滑走していく。
「ウェーブ・インパクト!」
 水しぶきを上げながら、ランサーはコマルダーをバツの字に斬りつける。

 ザシュッ! ザシュッ!

<コマッタァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!>

 バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!

 バツの字に切り裂かれた冷凍庫コマルダーは悲鳴を上げ、蒸気に包まれたようになって崩れ落ちる。
 後には冷蔵庫だけが残されていた。
 コマルダーが全て倒されたのを見て、バリバリッシュは唖然となる。
「しょうがない、逃げるぞ!」
 そのままサイディと共にサイドカーに変形すると、一気にエンジンを吹かして走り去った。
「え〜ん、兄貴、オイラのプレゼントのアイスは〜!?」
「サイディすまん! 帰りにスーパーで買おう! な、な!?」
 ちょっとサイディが可哀想かも……。



 こうして、マスタングの活躍(ドジとも言う)のおかげで今回もムボウデーンを退けたヒカリアン達。
 町も元に戻って一件落着となった。
 そして、残ったアイスはどうなったかと言うと……。
「ヒカリアンアイスだよ〜っ!」
「とっても美味しいよーっ!」
 プールのアイスを小さく砕いて、一袋十円で販売し、一儲けしたという。
 めでたしめでたし♪

To be continued.


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