〜水と氷〜

アカサカ「ふう……今日も一日疲れたな」

ウエスト「ねえ店長、なんでグラスの氷って、水やお酒に浮くの?」

アカサカ「それはな、水は摂氏4度の時が一番重いんだ。だから0度の氷より、4度の水の方が重い。
同じ重さで体積を比べると、氷の方が一割も大きくなってる。つまり膨張してるんだ」

ウエスト「ええっ、そうなの!?」

アカサカ「ああ。だから氷が張った池があれば、表面は0度、深くなるにつれて温度は上がって、水底で4度になる」

ウエスト「へぇ〜……」

アカサカ「ちなみにもし氷が0度で一番重かったら、氷が沈むだけじゃなくて、池や川、海ですら氷が沈んで完全に凍っちまう
僅か4度のズレが、この青い地球を生み出したのさ」

ウエスト「水ってすごいんだねぇ〜……。ところで店長、まだ勤務中じゃなかった?」

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