〜登録商標〜
杏子「お湯入れて〜♪ 3分待って〜♪」 戻る
アカサカ「お、今日の杏子ちゃんの昼メシはカップラーメンか」
杏子「そうだよ。新発売の、買ってみたんだ♪」
アカサカ「ふ〜ん。ところで杏子ちゃん、カップラーメンと言えば『カップヌードル』は登録商標名だったって知ってた?」
杏子「そうなの?」
アカサカ「ああ。商品の名前には一般商品名と登録商品名ってのがあって、登録商品名ってのは
企業がその商標権を持ってる商品名の事で、他社や他人は勝手にその商品名を使えないんだ」
杏子「ふ〜ん」
アカサカ「で、その商標権ってのは先に出願した方が認められる先願主義をとってるから、企業じゃ他社に先を越されないよう、
当面必要じゃない商品名も出願してる。だからその数は増える一方で、特許庁が認可した商標権の数は膨大な物になってんだ」
杏子「えーっと、あのさ……」
アカサカ「代表的な物をいくつか挙げてみると、『カップヌードル=カップラーメンまたは即席カップめん』、『プラモデル=プラホビー』、
『ホンコンシャツ=半袖ワイシャツ』、『ラジコン=ラジオコントロール玩具』、『パンケーキ=固形おしろい』……ってな具合だ」
杏子「……ラーメン、のびちゃった……」