〜名刺〜

ディケイド「……って訳で、店長が留守だったから、名刺預かっといたぜ」

アカサカ「さんきゅ。ところでディケイド、名刺の起源は中国にあったって知ってる?」

ディケイド「いいや。そうなのか?」

アカサカ「ああ。その昔、竹や木を削って名前を書いたのが始まりなんだそうだ。その後、現在の形に落ち着いたのは16世紀のドイツで、
セールスマンが訪問先が不在の時に、ドアに自分の名前を書いた紙を差し込んだのが始まりなんだってさ。ちなみに日本じゃ、1860年遣米使節団一行が用いたのが最初なんだと」

ディケイド「ふ〜ん」

アカサカ「ディケイドも相手に通りすがりで『覚えておけ!』って言うなら、名刺作ったらいいんじゃないの? ほら、お前さんの写真なら充分名刺になりうるしさ……」

ディケイド「……どういう意味だそれは」

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