〜マッチ〜
ハッピー「『こうして少女はお婆さんと天国に……』。うう、可愛そうだよぉ……」 戻る
アカサカ「なに読んでるんだ、ハッピー。そんな悲しそうに」
ハッピー「あ、店長。『マッチ売りの少女』だよ」
アカサカ「マッチか……丁度オレも持ってるぞ、ほら」
ハッピー「あ、ホントだ。煙草も吸わないのに珍しいね」
アカサカ「ところでな、ハッピー。マッチ棒にも『JIS規格』があるって知ってる?」
ハッピー「え、何それ?」
アカサカ「マッチの種類は、軸木の先に頭薬が付いた軸木マッチと、切れ込みのある厚紙に頭薬の付いたブック型マッチがほとんどだ」
ハッピー「ふんふん」
アカサカ「で、このマッチのJIS(日本工業)規格だが、軸木マッチの場合は棒の長さが48.5〜51.5mm、太さは1.8mm以上、
ブック型マッチの場合は長さが40mm、厚さは0.8mm以上、幅は3mm以上といった条件のほか、多くの規定があるんだ」
ハッピー「ふ〜ん……。ところで店長、『JISきかく』って何?」
アカサカ「そっからかい……」