〜マニキュア〜

まどか「あ、マミさん。お早う御座います」

マミ「お早う、みんな」

さやか「あれ、マミさん、爪が綺麗ですね……」

マミ「気づいてくれた? 新しいマニキュア買ってみたの」

まどか「マミさん、良く似合ってます」

マミ「有難う。そう言えば知ってた? マニキュアは、古代エジプトでは結婚した女性だけのものだったのよ」

まどか「そうなんですか?」

マミ「ええ。結婚した女性は、ヘンナという赤い色の水に手を付けて、爪を染めていたの。その後、この風習がヨーロッパに伝わってマニキュアになったのよ」

まどかさやか「へぇ〜……」

マミ「でも東洋では、日本の女性が最初にマニキュアをしたんですって」

さやか「え、そうなんですか!?」

マミ「平安時代、宮廷の女性たちがした『爪紅(つめくれない)』が東洋初のマニキュアらしいわ」

杏子「でもさぁ、マミ。結婚の印って、相手いんのか?」

さやか「ちょっ!」

まどか「杏子ちゃん!」

マミ「……佐倉さん、あとでちょっと一緒にお茶しない?」


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