〜血液型〜
ナイトビート「う〜ん……」 戻る
イエロー「どう、ナイトビート? 何か痕跡はあった?」
ナイトビート「ダメですね……。今の所、今回の窃盗事件の犯人の手掛かりはゼロです」
イエロー「そっかぁ。せめて犯人の体液でも残ってたらなぁ……」
ナイトビート「そりゃまた、一体どういうこってす?」
イエロー「血液以外の体液、つまり唾液、胃液、涙、汗、羊水、精液といったものからも、血液型が分かるんだよ」
ナイトビート「ほほう?」
イエロー「これらの体液の中には、血液中の赤血球と同じような水溶性の高原が分泌されてるんだ。
しかもその抗原は、血液型がA型の人ならA物質、B型の人ならB物質って決まってるんだよ」
ナイトビート「そんじゃ、O型の人はどうなるんですか?」
イエロー「O型の場合は赤血球に抗原が無いけど、唾液なんかに“H”っていう抗原物質が分泌されてるんだよ」
ナイトビート「な〜るほど、さすがはお医者さんですね。ですが……」
イエロー「?」
ナイトビート「犯人が私たちみたいなロボット生命体だった時は、どうなるんで?」
イエロー「さあ……」