〜しゃっくり〜

ハッピー「……ヒック! ヒック!」

ドラキュリア「あら、どうしたの、ハッピー? こんな所で……」

ハッピー「あ、ドラキュリアちゃん。実は、しゃっくりが止まらないの……ヒック!」

ドラキュリア「あらら、人間って大変ねぇ。それならくしゃみをすれば、しゃっくりが止まるわよ」

ハッピー「え、本当?……ヒック!」

ドラキュリア「ええ。しゃっくりは横隔膜の神経が痙攣して起こるものなの。
どんな原因で起こるかははっきりしていないけど、熱い物や辛い物みたいな刺激のある物を食べても起こるって言うわね」

ハッピー「ふ〜ん……ヒック!」

ドラキュリア「昔から言われているのは水を飲むとか、紙の袋を頭にかぶるとか、ビックリするなんて方法があるけど、
水を飲むのは迷走神経を刺激して、紙の袋は血中の二酸化炭素濃度を高めて止めるっていう方法みたい」

ハッピー「へぇ〜……ヒック!」

ドラキュリア「それから、両方の指を耳の穴に入れて、両方を強めに30秒〜60秒ほど押さえ続けるっていうのも効果があるらしいわ。
耳の奥には、脳からお腹の臓器へ繋がる迷走神経があるからなんですって」

ハッピー「それじゃあさ、ドラキュリアちゃん。コショウ持ってない?……ヒック!」

ドラキュリア「……さすがにアタシが暗器使いでも、そんな物持ち歩いてないわよ」

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