〜鉄道暖房〜

ファイター「ドジラス、ウッカリー。寒いと思って、ストーブ持って来たぞ」

ドジラス「おぉ〜♪」

ウッカリー「ありがとー、ファイター」

ファイター「どういたしまして。そう言えばお前達を見てて思い出したんだが、国鉄の車内暖房で最初に使われたのは湯たんぽだったって知ってたか?」

ドジラス「そうなの?」

ファイター「ああ。時は明治時代まで遡るが、駅員は大きなヤカンをぶら下げて列車に乗り込み、座席の下にある湯たんぽに熱湯を注いで回ったんだ。
この湯たんぽは、縦75cm、横30cm、高さ10cmほどのブリキ製のかまぼこ型湯たんぽで、乗客はそこに足を乗せて暖をとった、って訳さ」

ドジラス「へぇ〜……」

ファイター「ちなみに、その後車内暖房にはダルマストーブが登場して、明治33年にはスチーム暖房も採用されるようになったんだってさ」

ウッカリー「ファイター、それより早くストーブつけようよ〜」

ファイター「ああ、そうだったな。見た目は古いけど、ちゃんとメンテしてあるから、灯油さえ入れればすぐに使えるぞ」

ドジラス「……え、灯油?」

ウッカリー「……うち、灯油なんて無いけど……」

ファイター「…………え?」


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