〜小切手〜

スィンドル「……で、メガトロンさんにしては珍しく、小切手でのお支払いだったんですよねぇ」

アカサカ「ふーん、本当に珍しいな。ところでスィンドル、その小切手なんだが、日本じゃ江戸時代からあったって知ってる?」

スィンドル「そうなんですか? それは意外ですよねぇ」

アカサカ「その時は金じゃなくて、米を取引する『米切手』ってものだったんだ」

スィンドル「お米ですか? 我々トランスフォーマーには縁が無い物ですよねぇ」

アカサカ「当時、税金なんかは米だったからな。で、これは米市場に年貢米を運んで取引する手間を省くため、俵数や藩名なんかを明記した紙で、
商人はこの『米切手』と引き換えに現金を支払い、後からその藩に米を取りに行ったんだと」

スィンドル「つまり……今で言う『おこめ券』みたいなものですか?」

アカサカ「……あってるよーな、そうでないよーな……」

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