〜乾電池〜

インペラー「店長〜、テレビのリモコン、電池が切れてたから換えといたッスよ♪」

アカサカ「お、さんきゅ。そう言やインペラー、乾電池は日本人が発明したって知ってたか?」

インペラー「え、そうなんスか?」

アカサカ「ああ。乾電池を最初に作ったのは屋井先蔵って人でな、文久3年(1863年)に新潟県長岡で生まれた彼は、
東京に出て、時計屋の丁稚になったんだ。でも病気で帰郷した後、長岡で時計職人になった」

インペラー「ふんふん……」

アカサカ「その後、22歳の時に再び上京して物理学校に入学したんだが、授業料が払えないってんで、文房具会社で働く事になった」

インペラー「波乱万丈ッスね……」

アカサカ「んで、当時、外国から電気時計が輸入されてたんだが、それを見て屋井も作ってみたくなった。
研究の甲斐あって、電気時計は完成したんだが、その電池は蓄電池で持ち運びに不便だった。
その後、改良に改良を重ねて乾電池を完成させて、1892年のシカゴ万国博覧会に出品されたってワケ」

インペラー「サクセスストーリーッスねぇ。オレも原典みたいに親父の財産を継げたら……」

アカサカ「……メタな発言やめい」

戻る