〜ワインと悪酔い〜

ドラキュリア「う〜、気持ちわる……」

アカサカ「おいおいドラちゃん、大丈夫か?」

ブラー「結構年代もののワインだったからなぁ。悪酔いしてんだろ」

アカサカ「年代ものだと悪酔いすんのか?」

ブラー「ああ。悪酔いってのは、実は酒中の不純物と深い関係があって、長期間保存した酒ほど酸化が進んで、フーゼル油っていう不純物が増えるんだ」

アカサカ「ほう」

ブラー「で、このフーゼル油が酒の中に0.2%以上含まれると健康を害するんだが、ある実験によるとワイン中のフーゼル油は醸造後5年で約1.2倍まで増えるんだとさ」

アカサカ「なるほどな。だから長い年月を経た高価なワイン程悪酔いする、って訳か。けど、何でもともと酒に弱い改装機のドラちゃんがそんなもんを……」

ドラキュリア「……ツルギのバカ……。ヒック」

アカサカ「……難儀だなぁ」

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