〜バレンタインデー〜

汐莉「はい、くれちゃん。チョコレート♪」

くれは「有難う御座います。……そう言えば今日はバレンタインデーでしたっけ……」

汐莉「そうそう。今は女の子同士でチョコレートを送る『友チョコ』が、バレンタインじゃメインになってきてるらしいの」

くれは「そうなんですか。どうも私はそういうのには疎くて……」

汐莉「他にも自分へのご褒美の『自分チョコ』や、家族に送る『ファミチョコ』なんてのもあるらしいわ。
……これは『ファミチョコ』でも良かったかもね? それから、男の子同士が友達にあげる『ホモチョコ』なんてのもあるみたい」

くれは「……それはなんか嫌ですね、響き的に……」

汐莉「因みにチョコレートを送るのは日本だけで、ヨーロッパじゃ花やカード、ケーキなんかも送ったりするみたいよ。
あげるのも女の子からだけじゃなくて、男の子から女の子に、っていうのも普通らしいの。
それから北米だと、男の子から女の子にプレゼントをあげるパターンなんですって。日本の場合は『逆チョコ』って言われてるわね」

くれは「へぇ〜」

汐莉「でも、インドやサウジアラビアなんかだと宗教的な理由で禁止になってて、特にサウジアラビアじゃ、バレンタインを祝うのは違法行為で、最悪死刑の場合もあるらしいわ」

くれは「物騒ですね……。ところで、チョコレートのお礼に、私からも汐莉に何かあげなきゃですね」

汐莉「やっだぁ。それなら、くれちゃんがプレゼントでもいいわよ〜?」

くれは「…………はい?(汗)」

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