〜カボチャ〜

ファイター「お〜いみんな、お土産だぞ」

ドジラス「ファイター、どうしたの、このカボチャ?」

ファイター「シルバー様に定期報告に行ったら、お土産に持たせて下さったんだよ」

ブラック「シルバー様が?」

ファイター「ああ。……カボチャと言えば、『カボチャを食べ過ぎると肌が黄色くなる』って知ってたか?」

一同「ええーっ!? 本当(か)!?」

ファイター「戦中世代の人たちには常識だが、戦時中に日本で米が不足して、カボチャやイモばかり食べていた時代には、人間達の肌がみな黄色くなっていた。
この現象は、カボチャに含まれるカロチンという色素が皮膚に沈着して起こるもので、まず、手の平や爪が黄色くなっていくんだ」

ドジラス「へぇ〜……」

ファイター「ちなみにカボチャの英名はpumpkin(パンプキン)だって思ってる人が多いが、実際には、少なくとも北米では、
果皮がオレンジ色の種類のみが“pumpkin”で、その他のカボチャ類は全てsquash(スクウォッシュ)って総称されてるんだ。
要するに、ハロウィンで使われてるあのオレンジ色のカボチャだけがpumpkinって訳だな」

ブラック「なんかややこしいな……」

ファイター「あと、日本には冬至にカボチャを食べる風習が全国各地にあるけど、この風習は江戸時代の記録には無くて、明治時代以降の風習らしい」

ウッカリー「ところでさぁ、ファイター。ブラッチャーのぼく達も、肌が黄色くなるの?」

ファイター「知らんよ……」


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