〜キヨスク〜

つばさ「たっだいま〜♪」

300X「お帰り、つばさ。……それ、おやつかい?」

つばさ「ああ。東京駅のキヨスクで売っててよ。新発売なんだってさ」

300X「キヨスクか。そう言えば、キヨスク(KIOSK)と言うのは、『公園の中の東屋(あずまや)』っていう意味のトルコ語だったって知っていたかい?」

つばさ「え、そうなのか!?」

300X「ああ。駅構内の売店の歴史は古くて、明治5年に新橋と横浜の間に汽車が開通して間もなくの頃、
その両駅に出来たんだ。売っていたのは、今みたいに新聞や小間物なんかだったんだよ」

つばさ「ふんふん」

300X「このキヨスクは鉄道弘済会という所が昭和7年に設立し、その収益金の大部分は社会福祉事業に使われていたんだよ。
ちなみに、売店の名前自体が『キヨスク』になったのは昭和48年からだ」

つばさ「へぇ〜……」

300X「そして、設立された当時は駅の売店はわずか26ヶ所だったんだが、現在では国鉄の民営化と共に1987年に民営化されて、
販売品の種類も豊富になり、その店舗数は約5,000店ほどにもなるんだ」

つばさ「さっすが博士、年の功だな」

300X「……なにか言ったかい?(怒)」

つばさ「あ、いえ、何でもありません……」

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