〜ひかり・こだま〜

ウエスト「それにしても、店長のその格好見てると、やっぱりひかり隊長思い出すなぁ……」

アカサカ「まぁ、100系をベースにしたからな。ところでウエスト、その『ひかり』と、あと『こだま』なんだけど、これって一般公募で生まれた名前だって知ってた?」

ウエスト「え、そうなの?」

アカサカ「ああ。新幹線が生まれたのは昭和39年10月1日の事。一年後のダイヤ改正時には路盤の状態が良くなった事も手伝って、
東京〜新大阪間515.4kmを“ひかり”は所要時間3時間10分、“こだま”は4時間で走破した。
『翼の無いジェット機』として、高度成長期の夢を運んだんだ」

ウエスト「へぇ〜……」

アカサカ「この年は、東京オリンピックが開催された年でもあって、新幹線はパリ〜リヨン間を走る特急『ル・ミストラル』の最高速度166km/hを大きく凌ぐ、
210km/hの世界一速い超特急として、各国の注目を集めた」

ウエスト「ふんふん」

アカサカ「そんで、その東海道新幹線の愛称『ひかり』と『こだま』なんだけど、さっきも言った通り一般公募から選ばれたんだ。
その数、海外を含めて応募総数55万票。『光』と『音』をイメージした絶妙なネーミングとして、今も親しまれ続けてる」

ウエスト「それはそれとして店長。何で100系をボディにしたの?」

アカサカ「そりゃお前、オレ達の世代なら、100系新幹線と言えば男の子の憧れだからな」

ウエスト「……なんか、言ってる事がオジサンぽいよ」

アカサカ「うるさーい……」


戻る