〜カルピス〜

ウエスト「のど乾いた〜。店長、何か無い?」

アカサカ「カルピスだったらちょうど淹れたところだぞ」

ウエスト「やった〜! クッキーもあるし、おあつらえ向きだね♪」

アカサカ「そう言えば、カルピスの『カル』ってカルシウムの事だったって知ってたか?」

ウエスト「そうなの?」

アカサカ「ああ。そもそもカルピスが初めて発売されたのは、大正8年の事だ」

ウエスト「古いんだね〜……」

アカサカ「創業者は三島海雲って人で、彼は内蒙古に行ったときに『乳酸』の存在を知った。それをヒントにカルピスを作ったんだが、
その原料である牛乳にカルシウムが豊富に含まれてることから『カル』をとったんだってさ」

ウエスト「じゃあ、『ピス』は?」

アカサカ「これは実は仏教用語の『醍醐味』から来た言葉なんだ。醍醐味を梵語では
『サルピス』っていうんだが、その『ピス』をとって、『カル』と併せて『カルピス』にしたってわけ」

ウエスト「ところでカルピスって『初恋の味』って言うけど、レモンの味はしないよね」

アカサカ「……知らんがな」


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