〜コンピューター〜

アカサカ「……どうした、ハッピー?」

ハッピー「ううん。今の世の中って、パソコン一つで何でもできるから便利だなぁ、って思ったの」

アカサカ「まぁ、そうだな。でもな、元々パソコンも、こんな手軽な機械じゃなかったんだぜ」

ハッピー「へぇ〜、そうなんだ?」

アカサカ「最初のコンピューターは、昭和20年、アメリカのペンシルバニア大学で作られたんだ。
名前は『ENIAC』っていって、二万本近くの真空管を使用し、40平方メートルの部屋に入りきれないほどの大きさだったんだ」

ハッピー「ふ〜ん。凄く大きかったんだねぇ。それで、性能の方はどうだったの?」

アカサカ「それが、現在の最低価格のマイコンより劣るくらいだったんだってさ」

ハッピー「あらら……」

アカサカ「因みに日本で国産のコンピューターが動き出したのは、それから11年後の昭和31年なんだ」

ハッピー「ふ〜ん。……ところで店長、私もパソコン欲しいなぁ〜……」

アカサカ「……自分で買えよ。給料ちゃんと払ってんだろ」

ハッピー「ケチ……」

アカサカ「誰がケチだ。ウエストといい、ったく……」

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