〜八十八夜〜
アカサカ「はぁ、お茶が美味いなぁ。『夏も近づく八十八夜……♪』ってか」
ウエスト「店長、なにその歌?」
アカサカ「何だ、知らないのか。『茶摘み歌』だよ。ここで歌われてる『八十八夜』ってのは、立春から数えて88日目の夜って意味だ。つまり、この八十八夜は大体5月3日前後になる」
ウエスト「ふ〜ん」
アカサカ「5月と言えば、何といってもこの季節を代表するのは歌にもあるように茶摘みだな。俗に昔から、八十八夜に摘み取ったお茶は美味いって言われてる」
ウエスト「へ〜」
アカサカ「お茶は、茶摘みの早い順に一番茶、二番茶、三番茶って呼ばれてるんだが、これもさらに煎茶、抹茶、番茶に区別されてる。
普通にお湯を注いで飲むのが煎茶、粉にしてお湯で溶いて飲むのが抹茶、そして煎茶の葉を積んだ後の古芽や枝何かを原料にしたのが番茶だ」
ウエスト「それより、この抹茶団子も美味しいよ」
アカサカ「……色気より食い気かよ」
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