〜フィギュア・関節修理〜


可動フィギュアで遊んでいると、手足を動かした際に破損してしまう、などといったことがあるかと思います。
特にしばらくいじっていなかった物など、久しぶりに触ってみた時に関節がポッキリいって悲しくなったり……。
今回は、そんな風に破損してしまったフィギュアの、管理人なりのリペア方法を載せてみようかと思います。

 ただし、マネされる場合は自己責任でお願いします。
「余計に壊れた!」なんて言われても、管理人は責任を持てません。


まずこれが破損している状態。
薄皮一枚で繋がっている状態なのが分かって頂けるかと思います。


そのままでは作業しにくいので、思い切って、一度切り離します。
その後、軸側と関節本体側の断面部分、それぞれに穴を開けます(今回は0.8mmの穴を開けました)。
ここがズレると関節と軸を繋いだ時に、関節自体がズレてしまうので、穴を開ける位置は慎重に定めます。

それから、真鍮線を通します。
画像だと軸側に通してますが、もちろん関節側に通しても全く問題ありません。


真鍮線を通した軸と関節をつなぎます。
この時に真鍮線や断面部分に瞬間接着剤を塗ります。
この関節パーツは瞬間接着剤では接着出来ない素材ですが、それでも多少は違います(あくまで多少は、ね)。

なお、真鍮線を通す時や、軸を関節に付ける時はラジオペンチを使うと便利です。


修繕した関節軸に腕パーツを戻して作業終了です。
腕が治ってお菓子の魔女も心なしか嬉しそうです。

シャルロッテ「マミの腕が治って良かったのです♪」

この時、腕パーツの受け側を気持ち削っておくと、関節軸がギチギチにならずに、「折角修理した関節軸がまた壊れる」ってことが少しは防げると思います。


今回使った道具です。
上から、瞬間接着剤、0.8mmの真鍮線、ラジオペンチ、ピンバイス用のドリル、ニッパー(真鍮線を切る時に使用)、ピンバイス、コンパス(断面部分に穴を開ける時に、目印をつけるのに使用)です。


戻る